Nau Aletheia / Los Misterios De Eleusis

1978 年に “Anabelas” という名盤を残し、昨年復活した Bubu のヴァイオリニスト Alvar Llusá Damiani が結成したバンドの 2017 年作。

一聴するとクリムゾン系の強迫的なメロディのチェンバー・ロックに思えるかもしれないけど、南米らしい温かい感じのジャズ的なインプロヴィゼーションや、叙情的なメロディを間にはさみながらで、あまり強い迫ってくるような感覚は全体としては感じません。その対比を楽しむ感じなのが良い面ですが、逆にそれが聴いた時のインパクトを若干弱めているところがちょっと弱いかなと感じる部分もあります。

2016 年に、今作に収録されている曲を含む EP を出しているようですね。

追悼 Allan Holdsworth

びっくり、Allan Holdsworth の訃報が飛び込んできました。ご冥福をお祈りいたします😢

ついこないだライブで元気な姿見たばかりなのに、と思ったらもう 3 年前ですか。この時はラストツアーということで来日してましたが、まだまだ何度でも来れそうなまったく衰えないプレイでした。

Holdsworth を初めて聴いたのは高校生の時です。ちょうどインギーとか速弾きギターリストが続々登場したりしてたころで、当時ライトハンド奏法で有名だった Edward Van Halen が、ライトハンドのルーツは自分でなく Allan Holdsworth だと言ったとかいう話を、同級生のメタラーが言っていたのがきっかけです。

当時、今では考えられないようなマニアックな品揃えのレンタルレコード店が近所にあったので、早速借りに走ったらありました!(ふつー、こんなのレンタル店にないですよねw) “Road Games” です。たしかセールスのためにヴォーカルを入れたみたいなインタビューを当時読んだ記憶がありますが、それでも難解なメロディにさっぱり理解できない音楽でした。

それでも「こういうのが大人の音楽」というような中二病的な考えで、しばらく聴いていると、耳にすっと入ってくるようになってきました。

このあたりも名曲ですね。

とはいえ、本人作品より、後に聴いた参加作品の方に印象的なプレイが多い気がします。とにかくあのスピードのテクニカルな演奏でありながら官能的であるところが Holdsworth の特徴ではないかと思っています。このあたりを聴いた後にソロに戻ると良さがわかってくる感じ。

この演奏なんてホント名演。パーカッシヴな演奏の上で流麗に流れる Holdsworth のプレイが官能的。

そして Soft Machine の曲も名演。

Bruford。なんでこの曲選ぶねん!?と言われそうですが好きです。

UKも高校時代に聴いたな。プログレ初体験なので、これもある意味慣れるまで少し聴き込みました。

これは知らない人も結構いるんじゃないですかね。結構最近の作品。2005 年のアメリカのネオプログレバンドに参加しています。プログレの演奏としては Holdsworth の中でもベスト上位に入る演奏では? Holdsworth 節全開という感じ。

あの元気さだとまた来日しそうとか思ってましたが、本当にライブ観といて良かった。

Shobaleader One @ Umeda Club Quattro

Squarepusher のピカピカ光る覆面バンド Shobaleader One のライブ行ってきました。

Squarepusher の往年の名曲を超ハイテク人力でやろうというバンドのようですが、あまり昔の Squarepusher の曲は詳しくなく、ここ 2 週間くらいでアルバムを何度も聴いて予習しました。

会場は梅田のクラブクアトロ、スタンディングでほぼ全体が埋まるくらいの盛況ぶりでした。Opening Act のにせんねんもんだいの、ちょっとこれはリリースしてる曲チェックしたいなと思わせるステージのあと、しばらく休憩を挟んで出てきました、黒装束に電光掲示板の覆面をかぶったメンバーが。

思えばこのバンドの存在を知ったのは Apink のライブに神戸に行った時の、ライブ前に寄った Tower Records の試聴機でした (ライブ前に何聴いてるんだかw)。

そこで聴いて、即チケットの手配をするほど衝撃を受けたのですが、予想通りその衝撃なんて軽く吹っ飛ぶほどの衝撃的なライブでした。

とにかくジャズ、フュージョン、ジャズ・ロック、プログレ、テクノ、メタルの超かっこいいライブを同時に聞かされた感じ。もう今年最もかっこよかったライブはこれに決定と言っても良いほどです。

Squarepusher のあらゆるジャンルを横断するようなプレイがかっこ良いのは当然として、ドラムの COMPANY LASER がすごいです。あのドラムンベース的なリズムを正確に叩いているにもかかわらず、プレイにうねりが感じられて、これが機械的なリズムでやってる音楽に重要な面白さ、かっこよさを与えているんだと思います。

このうねりで、70 年代の電化マイルス〜マハヴィシュヌ・オーケストラのようなかっこいい混沌さのある曲を演奏し、それを生の迫力で聴いたのですから、これは衝撃を受けないわけはありません。しばらく余韻が残りそうです。

参考

Tako / U Vreći Za Spavanje

旧ユーゴスラヴィアのバンドの 2nd アルバム。

インストの少しジャズロック色のあるシンフォニックロックです。少々民族音楽色もあります。

東欧らしさ爆発の陰のある叙情的な作品です。少し抑えようとしながら (別にそうしているわけではないでしょうけど ^_^;) も抑えきれないというような感じの泣きのメロディが印象的です。

(2002年に書いたレビュー)

Shobaleader One

偶然 CD 店の試聴機で出会い、「うぉー、なんじゃこれは、かっこよすぎ」という Shobaleader One。Squarepusher のバンドだったんですね。

Squarepusher といえば、ドラムンベース。まだ 20 世紀の頃に Jazz/Fusion 界隈でも話題になり私もアルバムを持っているはずです。その頃も結構面白いなと思って聴いてはいましたが、今じゃあまり印象に残っていません。

そして、この Shobaleader One はすごい、そしてかっこいい!

キーボードは古き良き時代の硬派な 1970 年代のジャズ・ロックのようで、全体的にも 1970 年代のマイルスのようなファンクな要素を持ったジャズ・ロックの色合いが強く感じられる気がします。ギターは時折ジミヘンのようでもあります。

それと、トランスや最近のフュージョン系の音楽で見られるような打ち込みのように正確で高速に叩くドラムと、短いフレーズの繰り返しというミニマル的で現代的な要素が絡み合って、独特のレトロ感あるイマドキのかっこいい音楽に仕上がってます。

思わず来日ライブのチケットを衝動買いしてしまったほどかっこいいです♪