Sloche / Stadacon

1st よりもプログレとより聴きやすいフュージョン路線に寄った感じのする 1976 年作 2nd。

ギターは相変わらずのゴリゴリジャズロック路線ながらも、キーボードがよりシンフォニックロックに寄ったサウンドを聞かせ、ある意味 1st よりは耳に心地よいサウンドとなりながらも、ギターのゴリゴリ感からくるジャズロック・フュージョン感が私には心地よくて聴きやすいです。

熱い情熱がほとばしるサウンドなら 1st、良くまとまった高度に洗練されたサウンドが聴きたいなら 2nd というところでしょうか。

Sloche / J’un Oeil

1971 年結成のケベック産ジャズロック系バンドの 1st。1975 年。

出たしの浮遊館が Steve Hillage を感じさせて、そういう方向に行くのか?と思いましたが、その後は知性あふれる感じの漂う当時のフュージョンを感じさせるサウンドが展開されます。

ケベックらしさの感じる直球のジャズロック感を感じるギタープレイと、その角を取るようなキーボードのプレイが良い感じにミックスされて、ケベックらしいサウンドが産み出されている感じがします。ギターは結構ゴリゴリ感あるプレイですが、キーボードでその角を取っている感じがしますね。

Ergo Sum / Mixolidio

チリのバンドの 1999 年作。2nd らしい。

チリらしいテクニカルでヘヴィなメタル風味なジャズロック。

エッジの効いた無機質なギターによるヘヴィなサウンドに、フルート、ヴィブラフォンが絡んで様々な表情を見せてくれます。

フルートは時には無機質で暴力的なギターに冷たさを与えて、よりエッジが効いいた鋭いサウンドになったり、時にはエモーショナルでリリカルな色合いを与えたりと、音の幅を広げるような役割を果たしている気がします。

それはヴィブラフォンも同様で、より冷たく響くサウンドになったり、ジャズ的な疾走感を与えたりしています。

アルバム後半はライブ録音なのか、鋭くヘヴィな面は影を潜め、曲もギミックの効いたプログレではなく、ノリの良い疾走感のあるギターが縦横無尽に駆け抜けるジャズ・ロック風味で、ヴィブラフォンの跳ねるようなサウンドが気持ち良いです。