Todd Rundgren Japan Tour 2026 @ Zepp Namba

Todd Rundgren が大阪に来るというので行ってきました。

実は、私は Todd Rundgren はプログレ由来で UTOPIA の初期数枚と、同時期のソロ名義だけど実質 UTOPIA みたいな作品は何度も聴いているのですが、一般的に Todd Rundgren が好きな人が聴く普通の曲はほぼ聴いてないので、おそらく分かる曲はほぼないだろうなという予想でした(Somthing Anything は聴いたけどほぼ覚えてない)。

なので、行くのは少し迷ったのですが、彼の音楽は音一つ出ただけ、ワンフレーズ歌っただけで Todd Rundgren とわかる強烈な個性があるので、たぶん曲がわからなくても楽しめると踏んで思い切って行ったのでした。

席は 7 列目ほどのセンターでかなりの良席。そこで事前の予想通り Todd Rundgren サウンドがたっぷり楽しめました。

パフォーマンスは緑色のギターを持って歌う曲、ギターを持たずに歌う曲、アコースティック、アカペラと多彩でした。そのいずれもたっぷり Todd Rundgren サウンドが感じられ、十分以上に楽しむことができました。

曲名を知らないのでセットリストの共有はなしです。

当日はスマホでの撮影が全編で OK でした。何曲か撮りましたので、共有です。

I Saw the Light

black midi / Cavalcade

このバンドを知ったのは King Crimson 文脈経由なんですが、あまり知らないので検索してみると、ロックバンドとして紹介されていることが多いですね。有名なバンドなんですね。

色々なジャンルが混沌としてる感があるので人によって何のジャンルなのか、そこにどのような音を見出すのかが違う気がします。

私の場合はクリムゾン経由で知ったわけで、やはりクリムゾンの影響を意識はしてしまいます。クリムゾンとレコメンをメインに、さまざまなジャンルの音楽をよくかき混ぜた感じとか思ってしまいますね。ボーカルのある種朗読をしてるような感じなのが、また独特なスパイスを利かせているような気がします。

アルバムの曲ごとに結構違う要素が感じられたりするので、1曲だけを聞いて判断するよりは色々聴くと面白いかもしれませんね。

Rolo Tomassi / Time Will Die and Love Will Bury It

これはなかなか衝撃のバンド。面白い音楽を紹介するのでずっとチェックしている @Rogi073 さんのブログから知りました(実際はツイート経由でブログ)。

2005 年デビューのバンドで、この作品は 2018 年リリース。Wikipedia によると、ジャンルは “Mathcore, Progressive Rock, Experimental Rock, Post-hardcore” とのことです。

プログレ的な要素はなくはないですが、どちらかというと曲によってジャンルが全く異なるような落差による「プログレ」があるだけで、音楽的にはポストロック的なリズムと透き通るような女性ボーカルが特徴的な気がします。特にリズムはこのバンドの重要なオリジナリティを構成してる気がしますが、”Mathcore” というジャンルを知らないので一般的なのかもしれません。

まず、この曲

流れるようなリズムに透明感のある女性ボーカルの乗った美しいロック。

この曲を聴いて気に入ってアルバム買った人がいたらアルバム次の曲で椅子から転げ落ちるのでは? 😂

攻撃的で破壊的に始まるヘヴィな曲でデスヴォイスで一気に音の洪水の中に突っ込む感じです。ただ、メタル色はなくてポストロック寄りな色彩を感じてしまいます。

アンビエント、プログレ、デスメタル、ブラックメタル、ポストロックなど色々感じることができる、非常に面白いバンドですね。

と思って YouTube で聴いてると、ジャズ的に始まるこんな曲も

奥が深いというか底が知れない興味深いバンドですね。ただ、どんな曲も根底に流れる部分が共通してる気がします(リズム?)。

Todd Rundgren’s Utopia の想い出

数日前につらつらと Twitter を眺めていると…、なんと Todd Rundgren が来日してるのか!しかも気づいたその日が公演の日!

さすがに当日知って当日券で行くほどのツウではないので行かなかったのですが、久々に聴いてみたくなり、ここ数日聴いています。

私は特別 Todd Rundgren ファンというわけではなく、プログレ系からの Utopia の初期 3 作、個人名義も “Initiation” を中心に聞いたので、たぶんメインストリームからかなり外れていると想像できるような偏り方です。(他にも聴いてますけどあまり印象に残ってない)

特に “Todd Rundgren’s Utopia” はインパクトがあり印象に残っている作品ですね。音楽的にもそうなのですが、あの 30 分を超える名曲 “The Ikon” を無理矢理 LP レコードの片面に収めるために、レコードのカッティングを浅くして(溝がスゴく浅い)すごく S/N 比が悪いレコードになってたのが作品に対するこだわりが感じられてすごいなあと思っていました。

今聴いても、Todd Rundgren のポップ感覚が存分に詰まった「プログレッシブ・ポップ」と言えそうな名盤ですね。

Karnataka / The Storm

https://youtu.be/0KVQrq5uVUc

Iona ファンは必聴という売り文句で買ったので、最初 Iona と比べて聴いてしまっていたのですが、Iona と比べるとケルト風味無し、使われている楽器も特色がないので、Iona 的な見方からすると特色がなくて、どうしても聴き劣りしてしまうのですが、ふと気づいたのですが、このバンドはそういう点で見るバンドではなさそうなんですよね。

どうしても比べてしまうのが、少し哀愁と漂わせたような泣きのギターを中心としたロックに透き通るような女性ボーカルが乗る構成だからなのでしょうが、こちらのバンド は女性ボーカルを何度も重ねる事により重厚感と透明感とスケールの大きさを表現しようとしているように思えます。

雰囲気も Iona のようにヌケのよい気持ち良さというよりは、少し内向的な叙情的な美しさを感じます。頭の中に色々な美しいイメージが浮かんでくるような音楽です。

(2001年に書いたレビューを一部調整)