Karnataka / The Storm

Iona ファンは必聴という売り文句で買ったので、最初 Iona と比べて聴いてしまっていたのですが、Iona と比べるとケルト風味無し、使われている楽器も特色がないので、Iona 的な見方からすると特色がなくて、どうしても聴き劣りしてしまうのですが、ふと気づいたのですが、このバンドはそういう点で見るバンドではなさそうなんですよね。

どうしても比べてしまうのが、少し哀愁と漂わせたような泣きのギターを中心としたロックに透き通るような女性ボーカルが乗る構成だからなのでしょうが、こちらのバンド は女性ボーカルを何度も重ねる事により重厚感と透明感とスケールの大きさを表現しようとしているように思えます。

雰囲気も Iona のようにヌケのよい気持ち良さというよりは、少し内向的な叙情的な美しさを感じます。頭の中に色々な美しいイメージが浮かんでくるような音楽です。

(2001年に書いたレビューを一部調整)

Cö shu Nie / asphyxia

子供が「これ、パパ好きなんちゃう?」と言われて聴いてみた曲。確かに好きです。以前、子供に結構好きってことで tricot を聴かせた効果?

繊細でありながらダイナミック、イマドキのバンドらしく機械的で超絶技巧なドラム、そしてギミックに富んだ構成と好みの要素が散りばめられてます。

スピード感あふれるドラムとピアノというのは fox capture plan や mouse on the keys などと同じ流れを感じます。

Iona with The All Souls Orchestra / Woven Cord

1999 年 5 月に IONA 結成 10 周年を記念してロンドンの Royal Festival Hall で行なわれた、オーケストラとの共演ライブを収録したライブ盤です(というわけで名義が Iona with The All Souls Orchestra になってます)。

基本的には IONA の代表曲(?)をオーケストラ向けにアレンジしたものですが、一部アルバム未収録曲も収録されています。IONA らしさを失うことなく,オーケストラを導入して、更にスケールアップしたと言う感じで、ケルト・ロックファンだけでなく、シンフォニック・ロックファンにも薦められるような好作品に仕上がっています。

Joanna Hogg のボーカルも堂々とオーケストラと渡り合っています。IONA 独特のスケールの大きいギターをオーケストラに置き換えたような所は、IONA の気持ち良いギターソロなんかの気持ち良さが聴けずに少し残念な気もしますが、それはそれ、こっちはまた違う魅力があり良いかなと思います。

今までの IONA ファンも安心してお聴き頂ける仕上がりですね。(^_^)

(1999 年に書いたレビューを一部修正)

↓この演奏はオーケストラではないですが、イーリアンパイプの音色がたまりません。

Iona / Journey into the Morn

(↑はリマスター盤のジャケットのようですね。オリジナルは異なります)

ケルティックな味わいとポップなロックを融合したイギリスのバンドです。1995 年 4th アルバムで日本デビュー作。アイルランドのバンドと書いてあるレビューが多いですが、イギリスのはずです。

透き通るような美しい女性ボーカル(Joanne Hogg)がこのバンドのひとつのキーです。そのボーカルがポップで乗りの良いケルティックロックの上に乗っかるような感じです。

アイルランド的色彩により、ヌケの良さが出ているように感じます。それがふっきれたものを感じさせて、それが爽快な軽快さにつながっていて、自然にさらっと聴けます。しかも心の中には十分染み渡る感じですね。曲によっては壮大で叙情的な曲調で、長大重厚なプログレ的展開を見せる所もあります。イーリアンパイプによる重厚で叙情的な音色もいいですね。

Robert Fripp が 2 曲参加しています。

この曲はアルバム中でも傑作のひとつですね。幻想的で美しい女性ボーカルにより徐々に盛り上がっていき、途中のためるように一度抑える感じになったあと、急に激しく盛り上がるギターソロから、ホイッスルがケルティックに重なり、そこから Joanne Hogg のボーカルが浮かび上がるように姿を現すあたり、ポップでかつプログレッシヴで泣けます😅

ちょっと音が悪いけど、このアルバムの 2 曲目を飾る曲。

(1999 年に書いたレビューを修正、調整、加筆)

Shobaleader One @ Umeda Club Quattro

Squarepusher のピカピカ光る覆面バンド Shobaleader One のライブ行ってきました。

Squarepusher の往年の名曲を超ハイテク人力でやろうというバンドのようですが、あまり昔の Squarepusher の曲は詳しくなく、ここ 2 週間くらいでアルバムを何度も聴いて予習しました。

会場は梅田のクラブクアトロ、スタンディングでほぼ全体が埋まるくらいの盛況ぶりでした。Opening Act のにせんねんもんだいの、ちょっとこれはリリースしてる曲チェックしたいなと思わせるステージのあと、しばらく休憩を挟んで出てきました、黒装束に電光掲示板の覆面をかぶったメンバーが。

思えばこのバンドの存在を知ったのは Apink のライブに神戸に行った時の、ライブ前に寄った Tower Records の試聴機でした (ライブ前に何聴いてるんだかw)。

そこで聴いて、即チケットの手配をするほど衝撃を受けたのですが、予想通りその衝撃なんて軽く吹っ飛ぶほどの衝撃的なライブでした。

とにかくジャズ、フュージョン、ジャズ・ロック、プログレ、テクノ、メタルの超かっこいいライブを同時に聞かされた感じ。もう今年最もかっこよかったライブはこれに決定と言っても良いほどです。

Squarepusher のあらゆるジャンルを横断するようなプレイがかっこ良いのは当然として、ドラムの COMPANY LASER がすごいです。あのドラムンベース的なリズムを正確に叩いているにもかかわらず、プレイにうねりが感じられて、これが機械的なリズムでやってる音楽に重要な面白さ、かっこよさを与えているんだと思います。

このうねりで、70 年代の電化マイルス〜マハヴィシュヌ・オーケストラのようなかっこいい混沌さのある曲を演奏し、それを生の迫力で聴いたのですから、これは衝撃を受けないわけはありません。しばらく余韻が残りそうです。

参考