Minimum Vital / Air Caravan’

あの頃の Minimum Vital が帰ってきた!

1980 年代から活動を続けるフランスの Minimum Vital の 5 年ぶりの新作。

まさにあの頃の Minimu Vital が帰ってきた!という感じ。「あの頃」っていつだよ?って、そう、私が Minimum Vital 推しになった(なってたのかw)きっかけとなった 1985 年カセットでのデビュー作 “Envol Triangles” と 1987 年 2nd “Les Saisons Marines” の 2in1 の CD の頃です!!

この頃の少し中世バロック的な雰囲気を漂わせる軽快なフュージョン的なノリから、徐々にボーカルを導入した中世古楽トラッド路線へと変化し、その後シンプル化してアコースティックな古楽バロック調(?)になり、そのまま中世路線を突っ走るのかと思ったら、なんと!メンバーも 4 人編成になり、これまでの中世バロック調の風味は残しながらも、初期のフュージョン調路線への回帰を図った作品で復活です。

中世風味のダンス・ミュージックという感じで 3 拍子系のノリで抑揚をつけつつ、軽快になめらかに展開していく、まさに Minimum Vital ワールドが全編に渡って展開する、個人的には久々にヘビロテの予感がする良作です。

ギターによるフュージョンちっくなサウンドがたまらない!!

Magma “50 ans après” @ サンケイホールブリーゼ

行ってきました、Magma の 50 周年ライブ。

いきなり「ハマタイ!」、始まって 1 秒でゾクゾクきました。そしてグイグイ迫ってくるカッコいいジャズ・ロック。全く歳を感じさせないクリスチャン・ヴァンデのキレのある、手数多いうねるようなドラム。2 時間で 3 曲(組曲で1曲カウントするとねw)、緊張感のある心地よさが続く満足のステージでした。

Setlist

  1. Köhntarkösz
  2. Theusz Hamtaahk Trilogie
  3. De Futura

Gong / The Universe Also Collapses

Gong の 2016 年以来の新譜。「究極のサイケデリック・ロック・アルバム」を目指したらしい。

確かにサイケで、Radio Gnome の頃の Gong らしさもあり、それでいてジャズ的な要素も比較的強い(ジャズファンに怒られそうだけどw)、なかなかの名盤に仕上がってる気がします。

1 曲目の “Foerever Reoccurring” (20 分超)なんて本当に Gong らしい!

Nemo / Présages

個人的には、現役のプログレバンドでは最高のバンドのひとつではないかと思っているフランスの Nemo。このバンドは Spock’s Beard フォロワーという話ですが、個人的には Spock’s Beard より好きですね。どの曲も平均的に私好みのメロディとプログレっぽさがあるからかも。

このアルバムは持っているつもりだったけど実は持っていなかった 2003 年の 2nd(収録曲自体はライブ盤なんかで知ってる曲多し)。その 2nd を再録した作品が 2018 年にリリースされていたのでそれを聴きました。2003 年録音とは演奏が違うという話ですが、そういうわけで違いはわかりません。

非常にプログレを感じるのですが、ギター中心ですし、それほどプログレ的なトリッキーなメロディなわけでもなく、どちらかというとコテコテのギターロックな感じの泣きとラテン的な情熱のメロディに近い気がするのですが、コテコテ感がそれほど感じられないのは、フランス語の歌詞が出た途端にプログレ感が増して、コテコテなギターロック的なノリが薄まるからでしょうか。それなりにはギミックには富んでる気もするので、そういう面があるからかな?

現代シンフォの代表格と思っているものの、それほど「シンフォニック」なメロディがバンバン出てくる感じもないし、よくよく考えると結構不思議なバンドです。

Gong special guest Steve Hillage @ Billboard Osaka

(2018-11-11更新: それぞれの曲に動画を貼り付けてみました)

Gong のライブがある、しかも Steve Hillage 参加!これは行くしかないってことで行ってきました。Billboard Live 大阪の第一部。

  • Steve Hillage(Guitar)
  • Fabio Golfetti(Guitar)
  • Kavus Torabi(Guitar)
  • Dave Sturt(Bass)
  • Ian East(Saxophone, Flute)
  • Cheb Nettles(Drums)

ステージうしろのスクリーンには Gong らしいサイケな映像が流れ続けながら、あの独特の浮遊感が通して感じられるすばらしいライブでした。

  1. You Can’t Kill Me
    最初の曲は Camembert Electrique から。Gong のライブの最初にふさわしい曲ですね♪
  2. Kapital
    これはスタジオ最新盤 “Rejoice! I’m Dead” からですかね。そういえばこのアルバムは聴いてませんでした。ミニマルというよりサイケちっくにもっと細かい単位で繰り返す、それでいて浮遊感は感じられる曲ですね。

ここで Steve Hillage 登場!

  1. I Never Grid Before
    Steve Hillage 出てきていきなりこの曲ってのもうれしいですねえ。Angel’s Egg から。
  2. Hiram Afterglid Meets the Dervish (from Solar Musick Suite)
    うぉー、まさかの!Steve Hillage のソロ作 Fish Rising から 1 曲目の組曲の一部ですよ!本当に格好いい演奏でした。
  3. Rejoice!
  4. The Glorious Om Riff / Master Builder
    Twitter に流れてたセトリだと “Om” と書いてあったので “The Glorious Om Riff” なんだろうけど、「ザイーザオー」というボーカルが入る所からすると “Master Builder” と言ってもいいのでは? 🙂 序盤はずっと静かで幻想的な雰囲気で曲が進んでいきましたが、さすがに Gong をずっと聴いてると「くるでくるで〜」という予感をずっと感じていて、「ザイーザオー」と来た時は「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」という感じでしたよ。いやー、盛り上がりました
  5. You Never Blow Y’r Trip Forever
    “You” 収録のゴングらしいサイケな曲ですね
  6. Tropical Fish: Selene
    この曲の後半をやってた感じがします(うろおぼえ)
  7. Insert Yr Own Prophecy
    アンコールは最新アルバムの曲のようですね。この曲はちょっと他と雰囲気違って疾走感ある冒頭から一気に演奏した感じ。途中に Gong らしいギターによる浮遊感ある部分がありますね

いやー、ここまで往年の曲をやってくれるとは思いませんでした。というかそちらの比率のほうが多かったのでは? そして、Steve Hillage のソロ・アルバムからも!本当にあの曲を聴いた時は涙ちょちょぎ出そうでしたよ。

キーボードなしでギター 2 本 or 3 本であの浮遊感のある音を出すの、本当にすごいですね。