Tohpati Ethnomission / Mata Hati

TOHPATI-ETHNOMISSION

ハイテクガムランジャズロックバンド、Tohpati Ethnomission の 6 年ぶり 2nd。

ギター、ベース、ドラム+スリン (竹笛)、クンダン (太鼓) の 5 人組。

まさしくインドネシア風味、ガムラン風味がぷんぷん匂ってくるハイテクジャズロックです。ときには民謡か演歌かという曲も含まれていて笑いながら聴いてしまったりもします。

エスニックなジャズロックでとても面白い音楽で、オススメです。

Tohpati Ethnomission / Save the Planet

Save the Planet
Save the Planet Tohpati Ethnomission

Moonjune Records 2010-08-17
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インドネシアのギターリストのソロプロジェクトの 2010 年盤.Tohpati さんは Simak Dialog のギターリストでもあるようです.

出だし一瞬クリムゾン? と思わせる始まり方をしますが,その後はパーカッションが土台を支えるテクニカルなガムランフュージョンが繰り広げられます.

とにかくスリリングでテクニカルでガムラン的味わいたっぷりなエキゾチックなフュージョンサウンドが繰り広げられ,Fusion ファンにはかなり受け入れられるのではないでしょうか.

Simak Dialog はそれほどぐっと来るモノがなかった方でも,これはかなりグイグイ来ますから,一度聴いてみる事をおすすめします.

(参考)

Ligro / Dictionary I

インドネシアのギタートリオの 2008 年作.

出だしが Mahavishnu Orchestra 風で始まるので,その手のゴリゴリな JazzRock / Progressive Rock かと思いきや,その後はセッション的なノリの強いストレートなインストギターロックが展開されます.

イギリスの Network とか,Jeff Beck の最近のライブのようなフリーなフォーマットの上で自在に演奏するような雰囲気に近い気がしますが,Network の荒い感じはなく,緻密でカチっとした感じがしますね.

ドラムも結構疾走感があって,勢いのあるインスト JazzRock という感じでしょうか.

YouTube にライブ映像ありますけど,そちらはさらに尖った感じの演奏になってますね.

  • http://www.youtube.com/watch?v=BznKDQ-FuE4

あたりとかねー.↓(参考) のレビューが詳しいです.

(参考)

Vantasma / Beyond Fallen Dreams

2006年作.

インドネシアには珍しい (?),正統派シンフォニックロック.あまりにも正統派なんで,印象薄くてしばらく放置されていたけど,ふと通勤中に iPod に入っていたので聴いてみたら,「お,これは結構ええやん」となったもの.

ネット上のレビューを見ていると,ポンプ/ネオプログレ系というレビューが多くて,そう言えばそうですねという気がします.ただ,たおやかな感じがするので,個人的にはあまりポンプ系という印象はなくて正統派なシンフォとだけ思ってました (どう違うんだ? と聞かれると,私もちょっと困るけど ^^;).

インドネシア色は全くなくて,美しく伸びやかな感じが良いですね.曲,演奏のレベルも高いです.

(レビュー等)

KRAKATAU / 2 Worlds

「KRAKATAU新譜」で先日紹介したもののうちの一枚.6年ぶりの新譜で2アルバム同時リリースの一枚,とのこと.ライブ盤.

コンテンポラリーなエレクトリックジャズ,という感じで,民族楽器が使われているものの,それを意識させないぐらい自然に使われていて,逆にもう少し前面に押し出しても良いのでは?とすら思える部分もあります.もちろん,ポイントポイントではガムラン風味が顔を出し,インドネシアのバンドだなあと感じさせます.

中盤から後半にかけての静かな曲は,最初ちょっと中だるみっぽく感じましたが,良く聴いていると,ピアノのソロなんかも美しいジャズの中に,自然にインドネシア色が織り込まれていて,なかなか面白いです.蝸牛の神託 蝸牛のゴタク にもあったように,フェードアウトが多めなのが残念です.