Török Ádám & Mini / A Szél Nomádja (Nomad of the Winds)

ハンガリーのフルート奏者の率いるフュージョンバンド。

全体的に軽快で流れるようなフルート中心のフュージョン。軽快とは言っても、東欧らしく少し陰がある感じはします。ちょっと BGM 的過ぎる所はありますが、少し叙情的シンフォ色も感じさせながらなかなかスリリングに展開していきます。

まだ活動中のようで、YouTube で検索するとたくさん動画が出てきますね。(↓は 2003 年のライブのようです)

Townscream / Nagyvárosi Ikonok

After Crying を抜けたキーボーディスト Vedres Csaba が結成したグループです。1997年作。アルバムはこれ一枚かな?

After Crying と同様、現代における本当の意味のプログレッシブ・ミュージックとも言える音楽です。After Crying よりはコンパクトにかちっとまとまった感じの音楽です。美しいクラシカルなピアノと重く悲しい雰囲気が特徴的で、叙情的なハンガリー語のボーカルがその重く悲しい雰囲気をより強調しています。ボーカルがその雰囲気にはピッタリ (ちょっとヘタウマ風ですがw)。この雰囲気に生の管と弦が加わり、コンパクトながら音に厚みも感じられます。曲調も結構目まぐるしく変わり、静と動の間を行ったり来たりしている感じで、聴いていてだれる所はありません。常に緊張感漂う感じですね。

King Crimson のアイランドの 1 曲目のカバーも入っています。

(昔書いたレビューに加筆、修正)

Solaris / Noab

Solaris のアーカイヴ集の第二弾、”Marsbéli krónikák” 以前のライブの音源集とのこと。

時おり聞き覚えのあるメロディやフレーズが飛び出すので,その後の曲のアイデアだったのでしょう.演奏は Live in L.A. などのように完璧とまではいかないけど、かなりの完成度です。

曲自体は十分に練られていないような雰囲気もありますが,フルート中心のまさしく後の Solaris サウンドそのままなので、当時から相当な完成度を持った曲を、かなりのテクニックで演奏していたことが分かります。

Solaris / Live in Los Angeles

1995 年の ProgFest の演奏を収めたライブ盤。あの火星年代記がライブで蘇る!

スタジオ盤のカチッとした演奏に少し荒々しさを加えながらも、緻密さは全く失われていないという演奏で、私はスタジオ盤よりもこちらを先に聴いたというのもあり、まずはこちらを推します。

古き良き時代のピコピコ、ピューピューとした電子音が混じるアナログシンセに、コテコテの泣きのメロディのギターと叙情的なフルートという一見アンマッチな組み合わせが、時代物のSFちっくな雰囲気と、歴史物的な雰囲気を出しており、タイトルの「年代記」というタイトルとよくマッチしてる気がします。この組み合わせだからこそ、コテコテすぎる泣きのギターもクサくならず、全体的にまさしくシンフォロックという感じの壮大さを感じさせてくれます。

Solaris / Marsbéli krónikák

日本盤が“火星年代記”という名前で出ているソラリスのスタジオ盤。名盤ですね。

コテコテな泣きのメロディとカチッとした打ち込みのように正確な演奏という、一見反するような要素が独特の雰囲気を出しているバンドですね。

それぞれの楽器がかなり違う感じの音をしているにも関わらず、音楽全体としてはきちんとまとまっているところがすごいです。シンセの演奏のせいか、きっちりとまとまった音楽という印象が強いですが、なぜかスケールが大きく感じます。

(昔書いたレビューに追記)

(↓最も好きな “Martian Cronicles – Part III” の始まる辺りから再生されるようになってます)