Neuschwanstein / Battlement

ドイツのバンドの 1979 年作 1st。

ボーカルが一聴しただけで Peter Gabriel 風だと分かる Genesis フォロワーなバンド。他ももちろん Genesis 風ですが、アコースティックギターとフルートがオリジナリティを出していて良い雰囲気です。

ボーカルとフルートが絡む 1 曲目は、叙情的な味わいと独特の軽快感があって、Camel 風でもあり Genesis 風でもあるようで、所々現代的なポンプ的な所も顔を出したりしてなかなか多彩で、繊細な所もある好作品です。カラフルなキーボードもいいですね。

(1998年に書いたレビューに加筆)

Syrinx Call / Mirrorneuron

2021 年ドイツ産で 3rd アルバムの模様。

リコーダー奏者が率いるというちょっと珍しいシンフォニックプログレです。

ドイツっていわゆるジャーマンプログレで、テクノとかミニマルをまずは思い浮かべるのですが、Rousseau のような美しいシンフォバンドもたまに出てくるというイメージで、これもまさにドイツのシンフォニックロックという感じです。

この Syrinx Call もそんな感じで、美しい叙情的な雰囲気のサウンドです。そのリリカルなメロディの中にもギミックが少し埋め込まれてたり、流れるような中にもキレがあったりして、心地よく流れていくだけではないサウンドがなかなか良い味を出していますね。

Morpheus / Rabenteuer

1976 年にドイツのバンドが自主制作したアルバムらしいです。

ソフトマシーン初期のような雰囲気を漂わせる多少重苦しいサックスが特徴的。

音は少し古くさいような気もしますが,質実剛健で武骨な独特の雰囲気があり、重苦しさと軽快さが同居したような感じがしますね。

ジャズ・ロックではありますが、そこまで複雑な感じもしません。それでもポップな要素があまりなく、乾いた感じの硬派なジャズ・ロックですね。

(昔書いたレビューに加筆修正)

Amenophis / Amenophis

ホワッとしたギターが特徴的なドイツのシンフォニック系バンド。ほぼインストで、全体的にあまりアクの強くないさらっとした感じの音楽ですね.

スケールの比較的大きなシンフォニックサウンドで,コテコテではないですが,比較的ドラマチックなフレーズをさらりと弾くギターが好印象です。とてもトリオだとは思えない美しいシンフォニックサウンドは、キーボードのおかげでしょう。どちらかというと内省的な感じです が,暗くはありません。

時折顔を出すアコースティックギターもよいアクセントになっていますね。4 曲目の 20 分を越す組曲が特に荘大で美しいです。

CD 後半はアンリリースドのボーナストラックですが、そちらは各メンバーのソロプレイを中心とした,静かな内省的な曲が中心です。

Neuschwanstein / Fine Art

ドイツのシンフォバンドの 38 年ぶりの新作。調べると 2008 年にアルバムを出している模様。なので 8 年ぶり (2017-05-10 更新)。オリジナルキーボーディストによる作品のようだ。

フルート、ヴァイオリンや管弦楽を導入したクラシカルなまさしくザ・シンフォニック・ロックという感じのサウンドです。ギターも加わるとこってり感も加わって、なかなか本格的なクラシカル・シンフォニック・ロックを展開しています。最近なかなかギターがクラシカルなフレーズを奏でるシンフォニック・ロックってないような。

昔の Neuschwanstein って、もっと叙情的で静かな感じの演奏だった気がしますが、今作はメンバーもキーボード以外は変わってるので、それよりはスリリングでドラマチックなシンフォサウンドを演奏しています。

なかなかの秀作じゃないかと思います。