1976 年にドイツのバンドが自主制作したアルバムらしいです。
ソフトマシーン初期のような雰囲気を漂わせる多少重苦しいサックスが特徴的。
音は少し古くさいような気もしますが,質実剛健で武骨な独特の雰囲気があり、重苦しさと軽快さが同居したような感じがしますね。
ジャズ・ロックではありますが、そこまで複雑な感じもしません。それでもポップな要素があまりなく、乾いた感じの硬派なジャズ・ロックですね。
(昔書いたレビューに加筆修正)
ホワッとしたギターが特徴的なドイツのシンフォニック系バンド。ほぼインストで、全体的にあまりアクの強くないさらっとした感じの音楽ですね.
スケールの比較的大きなシンフォニックサウンドで,コテコテではないですが,比較的ドラマチックなフレーズをさらりと弾くギターが好印象です。とてもトリオだとは思えない美しいシンフォニックサウンドは、キーボードのおかげでしょう。どちらかというと内省的な感じです が,暗くはありません。
時折顔を出すアコースティックギターもよいアクセントになっていますね。4 曲目の 20 分を越す組曲が特に荘大で美しいです。
CD 後半はアンリリースドのボーナストラックですが、そちらは各メンバーのソロプレイを中心とした,静かな内省的な曲が中心です。
ドイツのシンフォバンドの 38 年ぶりの新作。調べると 2008 年にアルバムを出している模様。なので 8 年ぶり (2017-05-10 更新)。オリジナルキーボーディストによる作品のようだ。
フルート、ヴァイオリンや管弦楽を導入したクラシカルなまさしくザ・シンフォニック・ロックという感じのサウンドです。ギターも加わるとこってり感も加わって、なかなか本格的なクラシカル・シンフォニック・ロックを展開しています。最近なかなかギターがクラシカルなフレーズを奏でるシンフォニック・ロックってないような。
昔の Neuschwanstein って、もっと叙情的で静かな感じの演奏だった気がしますが、今作はメンバーもキーボード以外は変わってるので、それよりはスリリングでドラマチックなシンフォサウンドを演奏しています。
なかなかの秀作じゃないかと思います。
Kraan Live 2001 | |
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Kraan
Revisited 2006-03-14 |
1972年結成のドイツのジャズロックバンド.名前はずっと知っていたけど,聴いたことがなく,買ってみたものです.昔のはサイケな香りのするジャズロックらしいですね.
これは,のっけから調子の良いブルース色のあるストレートなロックという感じですね.年季の入ったベテランのおじさんが余裕で演奏しているという感じ (実際は知りませんが :-p) で,昔はバリバリ弾いていたけど,もうそんなことはしなくて,歳を取ったしね,という感じ (勝手な想像 ^^;).
インスト曲とボーカル曲両方あって,インスト曲もブルース色のあるストレートなインストロックという感じ.心地よい感じですが,ボーカル曲の方が印象に残るかな.