エストニアのグループの 1981 年の 4 曲入りの EP と 1983 年のアル バムからの曲を収録した CD です。Ruja と In Spe のメンバーを中心に結成されたグループのようです。
全曲インストで、少しシンフォ色もあるフュージョンという感じでしょうか。非常に機械的なリズムの上でギターが自在にソロを弾いているのが印象的です。機械的な部分が、ある枠があって、その中で 精いっぱい演奏しているという印象を受けます。クールな感じの昔懐かしいテクニカルフュージョンという感じですね。元々フュージョンが好き、という人以外はちょっと退屈かもしれません。でも、1980 年代のジャズ・フュージョンが好きならいけるかも。
もう少し枠を取り払うようなワイルドな演奏が欲しいなと思って いたら、5曲目あたりからドラムもぐっと人間らしくなり、ノリのよいフュージョンという感じになってきます。
EP からの曲はラフですが、かちっとした感じがなく自然体という感じでより良いですね。フルートが入り、演奏も LP よりは多少ジャ ズ的な要素が感じられるフュージョンになりますね。