Synkopy & Oldřich Veselý / Slunečních hodiny

Modry Efektに在籍したキーボーディストが参加した 1981 年発表のシンフォニックロック。

元々 Synkopy に在籍後、Modrý Efekt に加入後、戻ってきて発表した作品ということでしょうか。

そして Modrý Efekt でも聴けた独特の声質のボーカルによる哀愁の歌がここでも聴けます。独特の泥臭さを持ちながらも,なぜかそんなに古くさくも感じない、ドラマチックなシンフォニック作品に仕上がっています。

Solaris / Noab

Solaris のアーカイヴ集の第二弾、”Marsbéli krónikák” 以前のライブの音源集とのこと。

時おり聞き覚えのあるメロディやフレーズが飛び出すので,その後の曲のアイデアだったのでしょう.演奏は Live in L.A. などのように完璧とまではいかないけど、かなりの完成度です。

曲自体は十分に練られていないような雰囲気もありますが,フルート中心のまさしく後の Solaris サウンドそのままなので、当時から相当な完成度を持った曲を、かなりのテクニックで演奏していたことが分かります。

Solaris / Marsbéli krónikák

日本盤が“火星年代記”という名前で出ているソラリスのスタジオ盤。名盤ですね。

コテコテな泣きのメロディとカチッとした打ち込みのように正確な演奏という、一見反するような要素が独特の雰囲気を出しているバンドですね。

それぞれの楽器がかなり違う感じの音をしているにも関わらず、音楽全体としてはきちんとまとまっているところがすごいです。シンセの演奏のせいか、きっちりとまとまった音楽という印象が強いですが、なぜかスケールが大きく感じます。

(昔書いたレビューに追記)

(↓最も好きな “Martian Cronicles – Part III” の始まる辺りから再生されるようになってます)

Persefone / Aathma が今年の Top 10 に入りそうな勢いの名作

ピレネー山脈の公国アンドラのプログレッシヴ・デスメタルバンド Persefone の 5th アルバム。大体 4 年ぶりの作品でしょうか。

Persefone はデスメタルが聴けるようになって以来、Opeth と共に最も良く聴いているバンドのひとつで、前作の “Spiritual Migration” は特に好きで今でもよく聴いています。

その後、ギターとドラムが変わっているから、音楽性はどうなるかな? とちょっと心配でしたが、前作と同等かそれ以上にプログレッシヴな作品に仕上がっていて安心しました。前作をより深化させた作品という感じ。

前作同様にとにかくギミックに富んでおり、強弱のメリハリがついており、動と静の対比、スピードの緩急の変化、デスヴォイスとクリーンヴォイスの変化、インストパートのメロディアスさとデスヴォイス部分の荒々しさの対比と、めまぐるしく変かして展開していくプログレッシヴなメタル作品に仕上がっています。前作よりは少しデス声の比率が増したのかな?

テクニカルかつエモーショナルなメロディは比較的日本人好みなのかもしれません。

まだ 2 月ですが、メタル分野で今年ベストの候補に入る予感です (そもそも 1 年を通して聴くメタル作品そんなにないし〜)。分野をまたいでも Top 10 に入る予感の名作です。メタルとしてだけでなくかなり高品質なプログレ作品でもあるのでは?

(追記) そして、どう聴いても Cynic だよな、って曲ありますが、それもそのはず Cynic の Paul Masvidal がゲスト参加してるんですね。すごい組み合わせだ😂

SBB / Memento Z Banalnym Tryptykiem

80 年発売。出だしがクラシックのように始まるので、クラシック系のシンフォ系かと聴いていると、すぐにギターを中心としたジャズロック的な音楽へ。SBB で良くあるセッション的な色合いが感じられます。音楽的には、シンフォ色のある部分とアドリブ主体のジャズロックの部分がある感じで、曲によっては両方の要素が含まれる曲もありそういうところがこのアルバムの魅力ですね。

1, 3 曲目はジャズロック的でギターが中心となったテクニカルな感じと、ブルージーな感じが同居するギターソロ中心の曲で、セッション的な感じ、2 曲目はアコースティックギターによる内省的な曲、4 曲目はボーカルも時折入る、シンフォ的な味わいとジャズロック的味わいがあり、曲調も自然に変化して行く長い曲です。

セッション的な感じと、かちっとした感じのシンフォ的な所と、ジャズロック的な所が 1 枚のアルバムに同居していて、なかなかスリリングで聴いていて飽きない、なかなかの秀作だと思います。SBB の中では 1, 2 を争う好きなアルバムですね。

(昔書いたレビューに加筆)