Maneige / Les Porches

カナダはケベックの Maneige といえば名盤と言われる 1977 年の 3rd “Ni vent … ni nouvelle” だけを聴いていました。

それ以外は聴いていなかったのですが、Apple Music でも聴けるようなので 1975 年 2nd、1978 年の 4th を聴いてみました。その中でも 2nd の方はお好みだったので紹介します。

全 5 曲のうちの 2 曲が組曲になってはいますが、音楽的には 3rd とはかなり違っていて内省的な感じの作品で、ギターとサックスがクールなジャズ的演奏を繰り広げ、フルートやクラリネットという木管楽器、ピアノが静かで内省的な、ちょっとチェンバー的な柔らかな味わいを出しています。

3rd のカラフルでハートウォーミングなフュージョンシンフォとはまた違った、全体的に抑え目な静かなチェンバーサウンドという感じでしょうか。

ちなみに 3rd はこんな感じ。ジャケ絵からして雰囲気違いますね。

JPL / Sapiens Chapitre 2/3: Deus Ex Machina

現代フレンチプログレを代表する(と思ってる)Nemo のギターリスト Jean Pierre Louveton によるプロジェクト JPL の 2021 年作。

流麗に盛り上がる Nemo に対して、よりロック回帰という感じでシンプルに縦ノリに進む JPL という感じでしたが、この作品は Nemo メンバーも迎えてやってるからか知りませんが、Nemo に寄ってきました。Nemo の新しいリリースはないので、こっちに融合された?

流麗に甘美に、そして少しギミックも織り交ぜながらのシンフォプログレ、安心して聴けますね。

Cast / Vigesimus

新世代のプログレとして20世紀末期から聴き続けている Cast が 2021 年にも新譜を出してました。気がつけばもう全く「新」ではなくなりました。でも結成は 1978 年なんですって、奥さん。このアルバムは 20 枚目のアルバムのようです。

20 世紀の B 級感はどこへやら、すっかり高品質かつある意味様式美となった安定の作品をリリースし続けてくれるバンドになりました。今作も出だしからその期待を裏切らない高品質な作品です。20 世紀のあのバタバタ感あるサウンドも味があって良かったのですがw

ギミックの効いた前のめりのサウンド、期待通りのパターンのシンフォサウンド、その中でも作品ごとにテーマがあるように少しずつテイストが異なる感じがするのがさすがです。

この調子であと 10 枚も 20 枚もアルバムをリリースし続けて欲しいものです。

Syrinx Call / Mirrorneuron

2021 年ドイツ産で 3rd アルバムの模様。

リコーダー奏者が率いるというちょっと珍しいシンフォニックプログレです。

ドイツっていわゆるジャーマンプログレで、テクノとかミニマルをまずは思い浮かべるのですが、Rousseau のような美しいシンフォバンドもたまに出てくるというイメージで、これもまさにドイツのシンフォニックロックという感じです。

この Syrinx Call もそんな感じで、美しい叙情的な雰囲気のサウンドです。そのリリカルなメロディの中にもギミックが少し埋め込まれてたり、流れるような中にもキレがあったりして、心地よく流れていくだけではないサウンドがなかなか良い味を出していますね。