Fulano / Animal En Extinción

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チリの超絶技巧変態ジャズロックバンドの 2015 年作。

Fulano って最近のバンドと思ってたら、もう最後のアルバム出してから、なんと 18 年ぶりの新作 (ライブ盤除く) とのことでびっくり。

再結成らしく、オリジナルメンバーはベースとサックスのみの模様。メンバーチェンジしたとはいえ、音は昔の変態ジャズロックそのまま。超絶技巧と攻撃的な鋭さは若干影を潜めた感があるけど、以前よりレコメン色濃くなって変態度が増した気がします。

期待を裏切らない良いアルバムだと思います。

Efecto / Efecto

チリのバンドの 2006 年作.
6 人編成のインスト中心のジャズロック系のバンドです.イタリアの DFA なんかを想像させるクールで余裕を感じさせるテクニカルなジャズロック系の演奏を中心に,キーボードによるシンフォ系の雰囲気や,南米独特のエモーショナルなボーカルをちりばめた高品質な作品です.ヴァイブが入る所のクールな感じがたまりません.ギターは曲によってはホールズワースっぽい音も出してます.
テクニカルですが,それ一辺倒なハイテク中心ではなく,余裕からくるクールさとシンフォプログレ的な美しさも併せ持つ作品ですね.

Akineton Retard / Cadencia Urmana

チリのアヴァンギャルド・ジャズロックバンドの 2006 年作の 6th.

ジャズをベースに,ベルギーあたりのアヴァンジャズと,渋さ知らず辺りをミックスしたような愉快な音楽という感じですね.サックス 2 名の 5 人編成なんですが,それ以上に分厚い音という感じもしますね.

Media Banda / Dinero Y Terminación Nerviosa

元 Fulano メンバーを中心としたバンドの 2nd アルバム.2008 年作.

ジャズを中心に色々な要素を詰め込んだという感じの音.Fulano よりはジャズ寄りのような気がしますが,曲によって,曲の途中でも自在に変化していく様は圧巻.テクニカルという言葉では語れない柔軟さで,自然にさらっと演奏しているようですごい事やってるような気がします.

Fulano 時代からそうでしたが,女性ボーカルの上手さも半端じゃなくて,自在に変化する曲に全く乗り遅れることなく,別の歌手のように色々なジャンルの曲をこなすという感じです.

ジャズだったり,ジャズロックだったり,ザッパだったり,レコメンだったりが自然につながるようにめまぐるしく変化して流れていくという感じで,本当にすごいバンドです.

La Desooorden / Ciudad De Papel

チリのバンドの 2007 年作.

チリによくあるクリムゾン系のジャズロックですが,パーカッションが印象的で,土着的で妖術的だったりします.同傾向のバンドに比べると,フリージャズ,ジャズ色が濃いような気がしますね.ボーカルも呪文のような妖しげな所があったり,時にはフォーク( フォルクローレ?)のようであったりします.

時折,南米ロック的な哀愁が漂うような気がするのは,言葉のせいかもしれません.他に,ザッパっぽい所があったりと多彩です.

聴き込むうちにかなり気に入ってきた一枚.