Ne Obliviscaris / Equus

私の好きなオーストラリアのプログレッシブ・メタルバンドの Ne Obliviscaris が 3 月に新作を出すようですね。このバンドは過去にいくつもアルバムを紹介していますし、2019 年にはライブも行きました。

3 月にリリースするアルバムの中から 1 曲だけ、先行で公開されています。

 

メタリックな激しいドラムとバッキングの混沌をつんざくように出てくるヴァイオリンの伸びやかの美しさ、この対比が良いですね。これまでの曲よりも、より美しい感じがするように思えました。対比といえば、デスヴォイスとクリーントーンヴォイスの対比もスリリングな感じを強めますね。

新しいアルバムが楽しみです。

Ne Obliviscaris Urn Asian Tour 2019 @ FANJ twice

まだ具体的にいつかはわからないけど、来年には行けると思うよ。

【インタビュー】NE OBLIVISCARIS(hmv)

と2017年のインタビューで語っていたものの来ないなあと思っていた Ne Obliviscaris が 2019 年に来日!と聞いたので、楽しみにしていました。

会場はアメリカ村の 350 名程度キャパの FANJ twice というところ、地下ですが、会場は高さがあり、客席は二階分あるところでした(二階席部分は関係者席になってましたが)。

開場時間には 20 名程度、Death Rattle のころは 5,60 人と言った所だったと思いますが、Wolfheart の頃にはだいぶ増え、Ne Obliviscaris では 100 名以上は入っていたと思います(ちゃんと数えてません)。

Death Rattle

最初はアメリカの Death Rattle(http://www.deathrattlemetal.com/)。3 曲か 4 曲程度で 30 分ほどのステージでした。

一度だけ聴いて、ほぼ予習なしで当日を迎えました。一度聴いた時は一本調子で単調かな?と思ったのですが、生で聴くとストレートな迫力で押しまくるという感じで、迫力があり楽しめました。帰り際に全員に CD を配っていました。

Wolfheart

ふたつめはフィンランドの Wolfheart。メロディックデスメタルバンドらしいですね。

こちらは Apple Music で最新作をチェックして何度か聴きました。日本人好みの北欧らしいドラマチックなメロディで結構気に入って聴いていました。

生で聴いてもその印象は変わらず。でかい男三人が仁王立ちになって迫力満点です。

全体的に静かに叙情的なメロディで始まっていきなりスピードを上げて疾走するところの変化で「うぉー」と気分も盛り上がります。途中のギターソロなんかはモロ北欧メタルという感じのドラマチックで叙情的なメロディで、デス独特の疾走感と手数の多いドラムの中からそのメロディが浮かび上がってくるところが良いですね。

Ne Obliviscaris

そしていよいよ本命の Ne Obliviscaris !!

前ふたつのバンドも迫力と疾走感でスゲーと思って聴いていましたが、やっぱりこのバンドが好きでライブに行ったというひいき目もあるからか、このバンドは格の違いを感じました。

ヴァイオリンの美しいメロディから十分にためてから一気に疾走しだすところ、疾走してるかと思ったら急停止したりひっかかるように進行すると言った、一本調子で進行しない緩急の効いた曲、美しくかつテクニカルに畳み掛ける演奏が深みを感じさせますね。

デスヴォイスと伸びやかなクリーンヴォイスによるヴォーカルの厚みも曲全体の重厚感につながっている気がします。

“Libera” だったと思うけど、全員で合唱したのも気持ちよかった。

とにかく曲への入り込み方が他のバンドと全く違うくらい熱狂しました。もちろん聴き込みが違うし好きなバンドだというのがあるのでしょうけど。

観客のほぼ全員がメタルとして聴いていたのだと思いますが、まさしくプログレッシヴな演奏でした。プログレです。

Eyrie

Worfheart と Ne Obliviscaris の Setlist はこちらのブログに載っています。

Ne Obliviscaris / Urn

Persefone の新曲 “In Lak’ech” でフィーチャーされているヴァイオリニストがオーストラリアのプログレメタルバンド Ne Obliviscaris のヴァイオリニスト・ヴォーカリストの Tim Charles という人だということで、早速チェックしてみました。これはすばらしい!

Persefone よりは、よりシンフォニック的で流麗な感じがするのはヴァイオリンによる演奏のためでしょうか。デスヴォイスに重なるようにこれも流れるように歌われるクリーンヴォーカルも影響しているような気がします。ギミックに富んでいながらも、そこから来る鋭さが和らいだ、角の取れたような滑らかさがある気がします(自分で読んでもイミフw)。

何度か来日もしてるんですね。次は観たいな。

(参考)

Persefone / In Lak’ech

おぉ! Persefone の新曲が!? より激しい感じですが、ヴァイオリンも入ってプログレ的要素が深化してる気がしますね!♪

オーストラリアのプログレメタル、Ne Obliviscaris の Tim Charles という人(知らないw)が参加なんですね。ヴァイオリンとクリーンボーカル担当ですか、なるほど。前作の Cynic の Paul Masvidal に続くコラボですね。この路線を続けるのかな?