Neuschwanstein / Battlement

https://www.youtube.com/watch?v=tW63y1vpJvA

ドイツのバンドの 1979 年作 1st。

ボーカルが一聴しただけで Peter Gabriel 風だと分かる Genesis フォロワーなバンド。他ももちろん Genesis 風ですが、アコースティックギターとフルートがオリジナリティを出していて良い雰囲気です。

ボーカルとフルートが絡む 1 曲目は、叙情的な味わいと独特の軽快感があって、Camel 風でもあり Genesis 風でもあるようで、所々現代的なポンプ的な所も顔を出したりしてなかなか多彩で、繊細な所もある好作品です。カラフルなキーボードもいいですね。

(1998年に書いたレビューに加筆)

Modrý Efekt / SVěT HLEDAčů

Synkopy & Oldrich Vesely の Slunecni Hodiny の雰囲気に似た 1979 年リリースの 6th Album。似ているのはキーボードの Oldrich Vesely が在籍しているからかな? (実際、この作品の後に脱退して Slunecni Hodiny に参加しています。)

前作とは違い、ジャズロック色はなくなり、ハードで美しいシンフォニックロックに仕上がっています。とはいえ、テクニカルな味わいは残っていて、それがインストの部分に感じられますね。ボーカルの部分は何語か良くわかりませんがハードで情感あふれる感じです。

ある程度のテクニカルさと、泥臭い感じもするシンフォ的な味わいと、時折感じられる泣きのメロディと、複雑な曲の展開が合わさって、非常に高品質なシンフォニック作品に仕上がっていますね。

(1999 年 6 月に書いたレビューに加筆)

Zartong / Zartong

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アルメニアのバンドの 1979 年作。

少し中東風の単なる B 級フォークロックという感じだと思いますが、出だしのヴァイオリン風の楽器 (ケメンチェというらしい) のフレーズの妖しさと続く曲の打絃楽器 (サントゥールというらしい) に B 級な味わいたっぷりのちょっと投げやりなボーカルとケメンチェが絡むあたりの妖しさにやられてしまいましたw

フォーク色があまり強いと、最初聞いた時の衝撃と引き込まれ方はすごいけど、その後あまり聴く気にならないのですが、それほどコテコテの中東風でもないので、民族音楽色よりもロック的な味わいを出していて、あまりフォーク色が強すぎるのが苦手な私も引き込まれたのかも。