xoxo(Kiss&Hug) EXTREME 「Nucleus」発売記念リリースイベント@ タワーレコード梅田Nu茶屋町店

以前から一度生で観てみたいと思っていたプログレアイドルのキスエクが大阪でリリイベをやるというので「これは観ないと!」と思って行ってきました。開始時間には 100 名近くはいたかもしれません(ちゃんと数えてない)。

イベントは代代代というグループとの合同ということで、先に代代代が歌った後にキスエク登場。あ、代代代みんなかわいかったですね。

代代代さんたち

Setlist

  1. 鬱。
  2. Nucleus
  3. The Last Seven Minutes

これはアルバム初めて聴いた時も感じたんだけど、曲始まった途端に笑ってしまうほどプログレ。そして若い女性のかわいい声が入ってくるわけですが、意外にこれが親和性があって面白いです。

1 曲目はオリジナル(?)の「鬱。」という曲で、これがもう Yes っぽさ満載でプログレ感たっぷりです。

2 曲目は、今回のリリイベ対象の新曲である Anekdoten の 2nd の “Nucleus” はオリジナルもグイグイ攻め込んでくる強迫的なかっこいい曲ですが、キスエクの歌う “Nucleus” もとてもかっこよかった!

3 曲目は Magma!”Nucleus” がゴリゴリのクリムゾン系プログレなので、Magma の曲がポップに聞こえてしまいますね。Magma 独特のスペーシーなオペラ調コーラスもバッチリでした。

曲にもよるのでしょうが、激しい曲に激しいボーカルでそれなりの時間演じるわけですから、これはすげーパワーやなあと思って感心して観ていました。

初めてキスエクを観たので、特典会は全員との握手を選択。それなりにゆったりと全員と話せたので良かったです。とは言っても「Nucleusかっこ良かった。オリジナルも相当格好良い曲だけど、カバーとしても相当格好良いですね」という感じのことを言いました(つもり)。

CD 買うとひとりからサインがいただけるということで芽瑠さんからサインをいただいてきました。サイン中も結構長い時間話すことができました。芽瑠さんから「さっきの握手のとき言おうと思ったけどメガネ格好良いですね」と言っていただいてしばらくメガネ話をして(何話してるんやww)ました。いやー、若い女性からそう言っていただけるとうれしいですね。

というわけで、ミニライブも特典会も満足の時間でした。これは一度は生でライブを観てみないと、という気になりました。

7 月にワンマンライブがあるとのことで、そのときは生バンドがふたつ入るそうで、生バンドバックのキスエク、ぜひ観てみたいと思いましたね(東京なので行けるかは謎ですが)。その時でなくても、また関西に来ることがあれば観てみたいですね。

Morpheus / Rabenteuer

1976 年にドイツのバンドが自主制作したアルバムらしいです。

https://www.youtube.com/watch?v=lkSlcAoQOR8

ソフトマシーン初期のような雰囲気を漂わせる多少重苦しいサックスが特徴的。

音は少し古くさいような気もしますが,質実剛健で武骨な独特の雰囲気があり、重苦しさと軽快さが同居したような感じがしますね。

ジャズ・ロックではありますが、そこまで複雑な感じもしません。それでもポップな要素があまりなく、乾いた感じの硬派なジャズ・ロックですね。

(昔書いたレビューに加筆修正)

The Tronosonic Experience / II – The Big Blow

ノルウェーのグループの 2019 年作。

強迫的なギターサウンドとアヴァンギャルドなサックスをメインにしたヘヴィなサウンドです。激しくぐいぐい攻め込んでくるあたりが結構気に入っています。

日本に来てたのかな?(↓の動画)

Supay / Confusion

2004年作のリマスター盤の模様。ペルーのプログレって今まであまりなかったような。

笛系 (民族木管楽器?) のメンバーが二人いる珍しいバンド。ロックにアクセントを付けるのに民俗楽器系が一人いるというのは結構あるような気がしますが。

この笛系 (ケーナとか?) の音を前面に出したロック。この音が前面に出ているという所と、フォルクローレっぽいメロディであることがこのバンドをプログレ的にしているという気がしますが、曲の展開も時折変化をつけながら進行していきますし、構成的にも若干プログレ的な所はあって、なかなかおもしろいです。

南米的な叙情的なケーナ等の笛系のテーマのあとに、ロック的にギターソロなんかが入るその対比もなかなか。ギターは結構ハードロック系のゴリゴリな感じがしますが、その割にはエッジは立ってなくて、夜霧にむせぶムード歌謡的な雰囲気もあったりして。B 級な雰囲気もあるのですが、結構ギターは本格的にハードロック〜ブルース的です。

若干リズム的に怪しいような気もしますが、ケーナなんかが揺れたような演奏で、それが雰囲気を作り出しているような所もあるので、気のせいかも? ま、トータルに見た場合あまり気にならないということで。

(2006年ごろ書いたレビューに加筆)

Mc Hacek / Featuring Ourselves

1997 ~ 1998 年にかけて録音されたオーストリアのバンドの作品。その後 Terry Bozzio との共演や UK での活動にも参加した、オーストリア出身のギターリスト Alex MacHacek を中心としたバンドです。

ちょっとどっかで見た気がするだけで定かではないのですが、音楽学校の卒業制作か、それを元にしたメンバーによる作品をリリースしたものという話だったような。

Holdsworth っぽいギターとビブラフォン、パーカッションなどのリズムが 特徴的で Pierre Moerlen’s Gong 的なノリがあるジャズロックです。パーカッション、ドラムやビブラフォンなどの打楽器の躍動感と、流れるようなギターが一体感溢れる軽快なジャズロックを演奏していてかなり私好み。:-)

Holdsworth とザッパが好きなんだろうなというサウンドですね。

5 曲目の Donna Lee の演奏が面白くて反則。😂

(1999年に書いたレビューに加筆、調整)

Amazon, Apple Music では見つけられませんでした。Bandcamp で購入できるようです。