2004年作のリマスター盤の模様。ペルーのプログレって今まであまりなかったような。
笛系 (民族木管楽器?) のメンバーが二人いる珍しいバンド。ロックにアクセントを付けるのに民俗楽器系が一人いるというのは結構あるような気がしますが。
この笛系 (ケーナとか?) の音を前面に出したロック。この音が前面に出ているという所と、フォルクローレっぽいメロディであることがこのバンドをプログレ的にしているという気がしますが、曲の展開も時折変化をつけながら進行していきますし、構成的にも若干プログレ的な所はあって、なかなかおもしろいです。
南米的な叙情的なケーナ等の笛系のテーマのあとに、ロック的にギターソロなんかが入るその対比もなかなか。ギターは結構ハードロック系のゴリゴリな感じがしますが、その割にはエッジは立ってなくて、夜霧にむせぶムード歌謡的な雰囲気もあったりして。B 級な雰囲気もあるのですが、結構ギターは本格的にハードロック〜ブルース的です。
若干リズム的に怪しいような気もしますが、ケーナなんかが揺れたような演奏で、それが雰囲気を作り出しているような所もあるので、気のせいかも? ま、トータルに見た場合あまり気にならないということで。
(2006年ごろ書いたレビューに加筆)
‘Supay prog rock’ で検索すると、いくつか興味深いMVが出て来ますね。私は、特に “Señales”、また、“En Vivo Parte II” もいいと思いました。
エスニックな味付けを組み込むことによって Prog Rock にも一挙に広大な幅の広さが出て来るわけですので、‘次は、どんなエスニックな味付けが出て来るかな’ と楽しみが増えますね。(^^♪━━ すばらしいです!
KARA・少女時代 のち、LOVELYZ さま、コメントありがとうございます。
このアルバムは最初の曲の出だしが良くありがちなフォーク色のあるロックなのでその路線かと思ったら意外や意外、聴き進めるにつれてバリエーションにも富んだなかなかの逸材と気づきました。
このエントリをきっかけに聴き進めていただいてうれしいです。