旧ユーゴスラヴィアのバンドの 2nd アルバム。
インストの少しジャズロック色のあるシンフォニックロックです。少々民族音楽色もあります。
東欧らしさ爆発の陰のある叙情的な作品です。少し抑えようとしながら (別にそうしているわけではないでしょうけど ^_^;) も抑えきれないというような感じの泣きのメロディが印象的です。
(2002年に書いたレビュー)
https://www.youtube.com/watch?v=aoucYCyFdrU
偶然 CD 店の試聴機で出会い、「うぉー、なんじゃこれは、かっこよすぎ」という Shobaleader One。Squarepusher のバンドだったんですね。
Squarepusher といえば、ドラムンベース。まだ 20 世紀の頃に Jazz/Fusion 界隈でも話題になり私もアルバムを持っているはずです。その頃も結構面白いなと思って聴いてはいましたが、今じゃあまり印象に残っていません。
そして、この Shobaleader One はすごい、そしてかっこいい!
キーボードは古き良き時代の硬派な 1970 年代のジャズ・ロックのようで、全体的にも 1970 年代のマイルスのようなファンクな要素を持ったジャズ・ロックの色合いが強く感じられる気がします。ギターは時折ジミヘンのようでもあります。
それと、トランスや最近のフュージョン系の音楽で見られるような打ち込みのように正確で高速に叩くドラムと、短いフレーズの繰り返しというミニマル的で現代的な要素が絡み合って、独特のレトロ感あるイマドキのかっこいい音楽に仕上がってます。
思わず来日ライブのチケットを衝動買いしてしまったほどかっこいいです♪
Synkopy & Oldrich Vesely の Slunecni Hodiny の雰囲気に似た 1979 年リリースの 6th Album。似ているのはキーボードの Oldrich Vesely が在籍しているからかな? (実際、この作品の後に脱退して Slunecni Hodiny に参加しています。)
前作とは違い、ジャズロック色はなくなり、ハードで美しいシンフォニックロックに仕上がっています。とはいえ、テクニカルな味わいは残っていて、それがインストの部分に感じられますね。ボーカルの部分は何語か良くわかりませんがハードで情感あふれる感じです。
ある程度のテクニカルさと、泥臭い感じもするシンフォ的な味わいと、時折感じられる泣きのメロディと、複雑な曲の展開が合わさって、非常に高品質なシンフォニック作品に仕上がっていますね。
(1999 年 6 月に書いたレビューに加筆)