Circus / Circus


1977 年の 2nd アルバム。

軽快なアコースティックなジャズ的な流れるような演奏ですが、しっかりとシンフォニック・ロック的な雰囲気もあるクールな感じの音楽なのですが、突如パーカッシヴな現代音楽的な曲調になり、機械的な緊迫感が出てきたりします。

緊張感はあるものの、不思議に不気味とか恐ろしい感じの雰囲気はなく、あくまで鋭利で冷徹な感じの緊張感があり、シンフォニックロック色とジャズ色が混じり合った感じですね。

鋭利な金属的な音ながらも、ピアノ、フルート、サックス、アコギと言ったほぼアコースティックな楽器による演奏というのが驚き。というほどアコースティックな温かみがあまり感じられない音楽です。

(昔書いたレビューを元に書き直し)

Modrý Efekt / Svitanie

この作品は 4 人のメンバーオンリーで録音された 5th。シンフォのようでもあり、フュージョンのようでもある何とも言えない雰囲気を持っています。

クラシカルというかバロック調な所もあるキーボードの上で、ジャズ・フュージョン的でもあり、地中海音楽的でもあったり、その時々で色々な雰囲気に変化するギターが時には静かに、時には激しく重なってきます。テクニカルでもあり、情感たっぷりでもある所がたまりません。:-) ヴォーカルは東欧的ですね。

静かに、あるいは激しく複雑に展開する 10 分に渡る 1 曲目は、最後まで飽きさせない名曲だと思います。

(昔書いたレビュー)