キーボード、サックス、ドラムスからなるクロアチアのバンドの 3rd らしい。2015 年作。
硬派でかっこいいジャズ・ロックサウンドですが、結構曲によって雰囲気が違っていて、シンフォ的だったり、アヴァンギャルドなジャズ的だったりします。リズムは結構ミニマルな要素が強い部分が多く、クラブ的な超硬派かっこいいジャズ・ロックといったところです。
https://www.youtube.com/watch?v=iQSnDd1GZ3o
タイトルは適当です(ヲイ😅トランスほぼ知らないしw
ノルウェーのヴァイオリニスト、キーボーディストの Ola Kvernberg の作品で、ジャズ・ロック作品ということで買ってみました。
“Prologue” という曲名の通り、静かに始まるイントロ的な曲はどちらかというとシンフォニック・ロックのオープニングのようで、プログレ作品を予感してしまいますが、その後続く 2 曲目はエッジの効いたギターの音が印象的なジャズ・ロックな雰囲気が印象に残ります。
しかしその後聴き進めると、ドラムが超高速にテクノのような機械的なリズムを人力で叩き出しており、これはもしかして ROVO や Shobaleader One と同じようなカテゴリに入る音楽ではないか、と気付かされます。
曲から受ける印象は鋭いエッジの効いたギターから受けるジャズ・ロック色、ハモンドの音色から受けるプログレ色が前面に出てくるので、あまりハウス、テクノ、トランス、エレクトロニカなどの印象はありませんが、機械的なリズムの上でヴァイオリンが伸びやかに演奏するあたりは、まさに ROVO のようなトランスを感じます。
そういえば、ヴァイオリンとツインドラム+パーカッションによる分厚いリズムは ROVO と共通するところで、北欧の ROVO と呼んでおきましょう(笑)。
ちょっと調べると、この Ola Kvernberg はこの手の現代的な音楽だけでなく、伝統的なジャズもこなすようですね。
K-POP の 2017 年 Top10 を紹介したので、それ以外の音楽もやらないとと思って考えてみました。K-POP を良く聴いているとはいえ、それ以外の音楽も相変わらず聴いています。
とはいえ、K-POP 以外のジャンルは、あまりアンテナを高く上げてないので、枚数にしたらそれほど聴いているわけでもなく、10 枚を選ぶほど聴いていないので、タイトルも「振り返り」として特に印象に残ったものを紹介していきます。
K-POP と違い、音楽の性格上、こちらはアルバム単位で紹介します。
このアルバムはリリースされて聴いた瞬間に「今年のベスト・アルバムになる!」と思いました。そして、今振り返ってみても評価は変わりません。
来日するってことで名古屋まで遠征もし、最前列で堪能しました(帰ってから1週間ほど寝込みましたw)。
この曲は、Persefone と同じくらい好きなプログレメタルバンド Cynic の Paul Masvidal をフィーチャーした名曲です。Persefone のプログレ観に Cynic のスペーシーな雰囲気が混ざって、プログレ度が一段とアップしていると思います。
このアルバムは、プログレとしても今年一番の作品ではないかと思います(元々私はプログレとして聴いてますけどね😄)。
K-POP のライブ前にタワーをぶらぶらしていて、来日前で紹介されたいたものを偶然見つけて、「お、Squarepusher 懐かしいな」と思って試聴したのが出会いです。
試聴で少し音を聴いた瞬間に、これは買いだ!ということで、曲はすぐにダウンロードし、ライブのチケットも即購入しました。
Squarepusher と 3 人の地球外生物による遠征という設定のようですね。光る覆面なんかもその設定から来ているのでしょうか。この雰囲気がまた音楽と良く合ってますね。
昔聴いた Squarepusher と同様に、テクノとかクラブ系にとどまらず、ジャズ・ロック、フュージョン的な音で非常に格好良いです。
打ち込みによるクラブミュージックを人力でやるというコンセプトは Rovo なんかで既に聴いているのですが、Rovo に比べるとドラムの音なんかがより打ち込み的に寄せている気がします。ライブで生で聴くと迫力たっぷりなのでそうでもなかったですがw
ライブももちろん最高でしたよ♪
ギリシャのシンフォニックメタルバンドの 3 月に出た作品。なんでこの作品を知ったのか全く覚えてないのですが、かなりの回数聴いていると思います。
迫力と美しさが同居した女性ボーカルによる、ポップでキャッチーなメロディによる親しみやすい音楽で、気軽に聴けたのも何度も聴いた要因かも。
ギリシャは以前 “Seduce the Heaven” も結構気に入って聴きました。このバンドも女性ボーカルをフィーチャーしたシンフォっぽいデスメタルでしたが、この手の女性ボーカルをフィーチャーしたメタルバンドがギリシャには多いのでしょうか?
イスラエルのバンド。
女性ボーカルをフィーチャーしたコンテンポラリーなジャズ・ロックという感じですね。地中海的なエキゾチックな雰囲気もあって良いですね。女性ボーカルが歌うテーマ的な部分を除くと、ギターがフュージョンちっくなソロを取る硬派なジャズ・ロックという感じですよ。
MVがパロディな感じもしますねw
今年出たアルバムで特に調べなくても「今年はこれが良かったな」と思えたのは、上で紹介したアルバムくらいですかね。後はブログを遡って「そういえば」と思い出したものです。それぞれのアルバムは、目新しさはないものの、それぞれのアーティストの安定の音を出してくれていて、良く聴いたアルバムです。
今回、この記事を書くにあたって聴き直してみましたが、どれも良盤ですよ。
惜しくも今年 (2017 年) 亡くなってしまった Allan Holdsworth。結局 2014 年に引退ライブということで来日したときの演奏を観るのが最後でした。その時も流れるような演奏がたっぷり堪能できたわけですが、このアルバムもその時のライブで感じたような流麗で官能的なプレイが堪能でき、今でも結構愛聴しております。
1990年のライブ盤で 2002 年リリース。
Holdsworth の流れるようなギタープレイを思う存分堪能できます。メンバー全員の演奏がすばらしく、その流れに乗るように Holdsworth が存分に弾きまくっているという感じです。ずっとリリースの話があったというのも頷けます。
昔々、初めて Holdsworth を聞いたときって、「速い」と言われて聴いたわけですが、確かに速いけど、なんかトリッキーなフレーズのソロだなあ、と思って正直あまりよく分かりませんでした。このアルバムを初めて聴いた頃には結構自然に聴ける感じがしたのを覚えています。私が変ったのもあるでしょうが、プレイが素晴らしいのもあるのでしょうね。
(昔書いたレビューに加筆)