惜しくも今年 (2017 年) 亡くなってしまった Allan Holdsworth。結局 2014 年に引退ライブということで来日したときの演奏を観るのが最後でした。その時も流れるような演奏がたっぷり堪能できたわけですが、このアルバムもその時のライブで感じたような流麗で官能的なプレイが堪能でき、今でも結構愛聴しております。
1990年のライブ盤で 2002 年リリース。
Holdsworth の流れるようなギタープレイを思う存分堪能できます。メンバー全員の演奏がすばらしく、その流れに乗るように Holdsworth が存分に弾きまくっているという感じです。ずっとリリースの話があったというのも頷けます。
昔々、初めて Holdsworth を聞いたときって、「速い」と言われて聴いたわけですが、確かに速いけど、なんかトリッキーなフレーズのソロだなあ、と思って正直あまりよく分かりませんでした。このアルバムを初めて聴いた頃には結構自然に聴ける感じがしたのを覚えています。私が変ったのもあるでしょうが、プレイが素晴らしいのもあるのでしょうね。
(昔書いたレビューに加筆)