1997 年作 3rd アルバム。このアルバムからインストになったらしい。
すさまじい迫力で迫ってくる音楽。きちっとまとまったぐちゃぐちゃな音楽とでも言ったらいいでしょうか(なんのこっちゃ?)。時折、全楽器が一体となってリズム・メロディの区別なく襲ってくるところが良いです。リズムが前面に出てくる部分も多いですね。
(1997年に書いたレビューを元に更新)
After Crying を抜けたキーボーディスト Vedres Csaba が結成したグループです。1997年作。アルバムはこれ一枚かな?
After Crying と同様、現代における本当の意味のプログレッシブ・ミュージックとも言える音楽です。After Crying よりはコンパクトにかちっとまとまった感じの音楽です。美しいクラシカルなピアノと重く悲しい雰囲気が特徴的で、叙情的なハンガリー語のボーカルがその重く悲しい雰囲気をより強調しています。ボーカルがその雰囲気にはピッタリ (ちょっとヘタウマ風ですがw)。この雰囲気に生の管と弦が加わり、コンパクトながら音に厚みも感じられます。曲調も結構目まぐるしく変わり、静と動の間を行ったり来たりしている感じで、聴いていてだれる所はありません。常に緊張感漂う感じですね。
King Crimson のアイランドの 1 曲目のカバーも入っています。
(昔書いたレビューに加筆、修正)