個人的には、現役のプログレバンドでは最高のバンドのひとつではないかと思っているフランスの Nemo。このバンドは Spock’s Beard フォロワーという話ですが、個人的には Spock’s Beard より好きですね。どの曲も平均的に私好みのメロディとプログレっぽさがあるからかも。
このアルバムは持っているつもりだったけど実は持っていなかった 2003 年の 2nd(収録曲自体はライブ盤なんかで知ってる曲多し)。その 2nd を再録した作品が 2018 年にリリースされていたのでそれを聴きました。2003 年録音とは演奏が違うという話ですが、そういうわけで違いはわかりません。
非常にプログレを感じるのですが、ギター中心ですし、それほどプログレ的なトリッキーなメロディなわけでもなく、どちらかというとコテコテのギターロックな感じの泣きとラテン的な情熱のメロディに近い気がするのですが、コテコテ感がそれほど感じられないのは、フランス語の歌詞が出た途端にプログレ感が増して、コテコテなギターロック的なノリが薄まるからでしょうか。それなりにはギミックには富んでる気もするので、そういう面があるからかな?
現代シンフォの代表格と思っているものの、それほど「シンフォニック」なメロディがバンバン出てくる感じもないし、よくよく考えると結構不思議なバンドです。
━━特に 2000年以降の Nemo のサウンドが絶妙 と感じます━━
かつて Moody Blues が YES を評して、「彼らは ‘やりすぎる’ 傾向があるんだよ」と評しましたが、‘やりすぎる’ スーパーグループが目立つ中で、さすが Nemo は{緩/急}{静/動}の配置の妙 が充分できているんですよね。特に 2000年以降のアルバムに傑作が多いように思います。ギターのイフェクターの使い方が少し{強}に傾いていると感じさせるところを除けば、{緩/急}{静/動}の妙━━つまり、‘緩・静’ があるからこそ ‘急・動’ が活きて来る、という言わば ‘相対力学’ を織り込むことがちゃんとできているんですよね。そして Nemo の場合、よく聴くと ジャズ・ロック 的な要素も巧妙に盛り込まれていて、飽きの来ない サウンドを醸成することに成功していると感心します。
すばらしい スーパーグループ を広くご案内頂き、感謝申し上げます。♪^^♪
(WJSN の新活動曲 ❝La La Love❞ もいいですね。(^^♪)
[訂]70年代に活躍した Nemo とは別グループなのですね。(こちらも味のあるProgですが。) 道理で、新しいほうの Nemo と大きくサウンドが異なるわけです。--ここに訂正し、お詫び申し上げます。
KARA・少女時代 のち、LOVELYZ さま、コメントありがとうございます。
私は逆に昔の Nemo を知りません
この 2000 年結成の Nemo は、ギター中心のシンフォでありながら、ギターはあまりシンフォ的なメロディを演奏しないにもかかわらず、しっかりシンフォプログレしているなあというのがすごいし不思議な気がします。