Iona / Journey into the Morn

(↑はリマスター盤のジャケットのようですね。オリジナルは異なります)

ケルティックな味わいとポップなロックを融合したイギリスのバンドです。1995 年 4th アルバムで日本デビュー作。アイルランドのバンドと書いてあるレビューが多いですが、イギリスのはずです。

透き通るような美しい女性ボーカル(Joanne Hogg)がこのバンドのひとつのキーです。そのボーカルがポップで乗りの良いケルティックロックの上に乗っかるような感じです。

アイルランド的色彩により、ヌケの良さが出ているように感じます。それがふっきれたものを感じさせて、それが爽快な軽快さにつながっていて、自然にさらっと聴けます。しかも心の中には十分染み渡る感じですね。曲によっては壮大で叙情的な曲調で、長大重厚なプログレ的展開を見せる所もあります。イーリアンパイプによる重厚で叙情的な音色もいいですね。

Robert Fripp が 2 曲参加しています。

この曲はアルバム中でも傑作のひとつですね。幻想的で美しい女性ボーカルにより徐々に盛り上がっていき、途中のためるように一度抑える感じになったあと、急に激しく盛り上がるギターソロから、ホイッスルがケルティックに重なり、そこから Joanne Hogg のボーカルが浮かび上がるように姿を現すあたり、ポップでかつプログレッシヴで泣けます😅

ちょっと音が悪いけど、このアルバムの 2 曲目を飾る曲。

(1999 年に書いたレビューを修正、調整、加筆)