John McLaughlin / The Montreux Years

モントルー・ジャズ・フェスティバルとBMGの共同企画によるコレクション・シリーズ “The Montreux Yeas” シリーズとしてリリースされた John McLaughlin のモントルー・ジャズフェスのパフォーマンスの音源。

時期も様々、バンドも様々な演奏が収められています。

これはもう良くないわけがないじゃないですか♬アルバム収録の一曲は YouTube でも公開されています。スリリングな演奏!それにしてもいろんな時期の演奏にも関わらず、このスリリングさが全く変わらない。すばらしいアーティストですねえ。

期待を裏切らない名演が収められています。

このアルバムの曲を聴いてることを Twitter でつぶやいてたら、Gary Husband さんのエゴサーチにひっかかり、そこから芋づる式に John McLaughlin 公式アカウントからもいいねいただきました😂

Gary Husbandさんはよくエゴサーチしてる気がします。何度かイイネもらってるw

Bondage Fruit / recit

1997 年作 3rd アルバム。このアルバムからインストになったらしい。

すさまじい迫力で迫ってくる音楽。きちっとまとまったぐちゃぐちゃな音楽とでも言ったらいいでしょうか(なんのこっちゃ?)。時折、全楽器が一体となってリズム・メロディの区別なく襲ってくるところが良いです。リズムが前面に出てくる部分も多いですね。

(1997年に書いたレビューを元に更新)

Trigon / Free Gone

モルドバのバンドの 2000 年作。ジャズとして紹介されていることが多そうです。

ジャケットに“Art Jazz-folk Trio”とあるロシアのヴィオラ、ベース、パーカッションによるバカテクジャズトリオ。ヴィオラはクラシック畑の人らしいです。

Art Jazz-folk という言葉がぴったりな音楽で、本人達は「ジャズ、フォーク、シンフォニック、ロックの要素をたしたような音楽」と言っているようです。アコースティックな楽器を中心に(というかアルバムはアコースティックな楽器のみ?)、驚くほど(一つまたは複数の)楽器をよく操り、非常に多彩な音を出しています。一つの楽器からも驚くほど色々な音色が飛び出して、とても 3 人から出てくる音とは思えないほどの迫力です。

音楽的にはアヴァンギャルドな香りのするオリエンタルなエキゾチックさを持つジャズという感じでしょうか。フリーな雰囲気もあります。非常にカラフルで先の読めない音楽という感じでとても楽しめます。

(2000年に書いたレビューに加筆)

black midi / Cavalcade

このバンドを知ったのは King Crimson 文脈経由なんですが、あまり知らないので検索してみると、ロックバンドとして紹介されていることが多いですね。有名なバンドなんですね。

色々なジャンルが混沌としてる感があるので人によって何のジャンルなのか、そこにどのような音を見出すのかが違う気がします。

私の場合はクリムゾン経由で知ったわけで、やはりクリムゾンの影響を意識はしてしまいます。クリムゾンとレコメンをメインに、さまざまなジャンルの音楽をよくかき混ぜた感じとか思ってしまいますね。ボーカルのある種朗読をしてるような感じなのが、また独特なスパイスを利かせているような気がします。

アルバムの曲ごとに結構違う要素が感じられたりするので、1曲だけを聞いて判断するよりは色々聴くと面白いかもしれませんね。

Protocol / Force Majeure

Simon Phillips による Protocol 名義のアルバム。1993 年作。with Ray Russell、Anthony Jackson、Tony Roberts。

熱い演奏の中にも落ち着いた雰囲気をも感じさせるライブ盤。Simon Phillips のソロ作品と同じ雰囲気の演奏です。各メンバーの魅力を存分に楽しめるスリリングなジャズロック作品。

(2003年に書いたレビューに加筆)