Trigon / Free Gone

モルドバのバンドの 2000 年作。ジャズとして紹介されていることが多そうです。

ジャケットに“Art Jazz-folk Trio”とあるロシアのヴィオラ、ベース、パーカッションによるバカテクジャズトリオ。ヴィオラはクラシック畑の人らしいです。

Art Jazz-folk という言葉がぴったりな音楽で、本人達は「ジャズ、フォーク、シンフォニック、ロックの要素をたしたような音楽」と言っているようです。アコースティックな楽器を中心に(というかアルバムはアコースティックな楽器のみ?)、驚くほど(一つまたは複数の)楽器をよく操り、非常に多彩な音を出しています。一つの楽器からも驚くほど色々な音色が飛び出して、とても 3 人から出てくる音とは思えないほどの迫力です。

音楽的にはアヴァンギャルドな香りのするオリエンタルなエキゾチックさを持つジャズという感じでしょうか。フリーな雰囲気もあります。非常にカラフルで先の読めない音楽という感じでとても楽しめます。

(2000年に書いたレビューに加筆)

Trigon / Free Gone」への1件のフィードバック

  1.  このような個性的なバンドもあるのですね。Trigon につきましては、”Brâu” という楽曲の演奏が興味深いです。エスニック感が強く、特に小さなシンバルが上に付けられた打楽器がいい味を醸し出していると思います。貴重なバンドのご案内、勉強になります。
     この種のエスニック色の濃い編成のバンドの動画がYouTube上にかなりアップされていますが、洋楽器以外の楽器の味わいが楽しめますね。(^^♪

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