旧ソ連時代からのバンドの 25 周年ライブ盤 (2 枚組).ジャケット やライナーはキリル文字で読めん… (^_^;)
歴史のあるバンドなのでしょう。曲によってスタイルが違い、シンフォ系のインスト曲から、ポップなロック、硬派なロックまで、様々なラ インアップが揃っています。
ただ、全体に渡って底辺にはじわじわと染み入るような東欧独特の叙情感が漂います。ギターは Solaris などとも共通するような泣きのギター、それに若干チープな音のシンセがその独特な叙情感を支えます。シンセはクラシカルでキレのある演奏。ボーカルはちょっと好みは分かれそうな気はしますが、それほどアクは強くないですね。ギターも泣いてますが、そんなにコテコテな感じがしないです。
ポップな曲やプログレ色のないロック色のある曲も、その独特の叙情感が根底に流れているようで、ハイレベルな演奏とあいまって、なかなか魅力的で思わず聴き込んでしまいます。
ライブ盤ということを忘れさせるようなハイレベルの演奏です。後半に向かってじわじわと徐々に盛り上がっていく所がライブらしくて良いですね。
(2006年3月に書いたレビュー)