チェコのジャズロックバンドの 6th,1979 年作.
初期は東欧の抑圧された情熱がほとばしる熱いジャズロックでしたが,徐々に洗練された円熟味の増す演奏になり,このアルバムでは,ハイテクもハイテクと思えない程度の洗練さで,メロディアスな歌ものフュージョンを聴かせるアルバムに仕上がっています.
とは言え,ギターはフュージョンというよりはロック・ブルース色濃く突っ走りますし,Oldřich Veselý の独特のハイトーンボーカルが東欧の熱さを感じさせてくれます.曲もプログレ的に展開しますし,ソロパートは熱く盛り上がります.熱さと洗練が同居する,完成された東欧ジャズロックです.
ボーナスが 6 曲ほど入ってますが,そちらはポップス.