PFM / Dracula (Opera Rock)

Dracula Opera Rock
Dracula Opera Rock Pfm

Sony Int’l  2006-02-07
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おすすめ平均  star
star匠の技と御国柄

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ウーム,これは凄い!

オーケストラ競演によるロックオペラ作品.スケールの大きな作品に PFM らしいカラフルで暖かみのある音です.混成合唱団が入ると,若干ゴスペルっぽさもありますね.非常に完成度の高いロックです.さすがPFM!

Circe / Toccata

メキシコのネオプログレバンドの 1st アルバム.

ネオプログレですが,ポップな要素は少なく,ハードでとんがった感じです.スピード感があり,70年代のプログレの影響とネオプログレとプログレメタルの影響を感じさせながらも,それなりにオリジナリティがあるように思います.

ちょっと焦点が定まらないようなところもあり (最初聴いたときはうまいのか下手なのかもよくわからなかった
^^;),聴き終わった後に印象に残るという点では苦しいところもありますが,テクニカル面とエモーショナル面の釣合も良く,何度か聴いていると次は何が
飛び出すのかわくわくするような意外な展開もあり,なかなか楽しいです.

メロディに若干エキゾチックな所もあったりします.女性ボーカルの声も伸びやかで良い感じ.

Australis / Terraustralis

ChileのEntranceのギターリストのバンド.

Entranceの音から想像出来そうな前のめりのハイスピード/ハイテンションでハイテクなインストロック.いかにもギターリストのハイテクロックという音
ですが,Entranceらしいドラマチックな要素も若干あって,よくあるアメリカンなギターによるインストジャズロックとはちと雰囲気が違いますね.

Cerebus Effect / Acts of Deception

ちょっと録音が悪いのか,何度か聴かないと全貌が良く分からないのですが,良く聴くとなかなか良く出来たテクニカルなジャズロック/フュージョンではないかと思います.なんかぼやーっと音が聴こえてくるので,なんか掴めないんですよね.

アルバム一曲目はちょっと爽やかな雰囲気もあるフュージョン風の音楽です.なんかちょっと古い南米のフュージョン系プログレを思い出してしまった.
かと思うと,トリッキーで鋭いスピード感溢れるテクニカルサウンドな部分や,ちょっと独特のクセのあるボーカル
(ちょっとデスっぽいような気も…)
の入った曲もあったりして,一つの曲の中でトリッキーな雰囲気と爽やかな雰囲気が同居している感じで,なかなかおもしろいです.まあ二曲目以降はどちらかというとトリッキーな感じ中心です.ボーカルが入ると,ちょっとデスっぽい雰囲気もあるかな.たまに爽やかな音が出てきま
すけど.

トリッキーな音のギター,流れるようなピアノのプレイが特徴的.

(2008/3 に加筆)