Julian Priester Pepo Mtoto / Love, Love

Love, Love
Love, Love Julian Priester

ECM 2005-08-30
売り上げランキング : 12,854

おすすめ平均 star
star幻想的な集団音楽に陶酔

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Julian Priester の 1973 年の作品で,ECM デビュー作とのことです."Pepo
Mtoto" ってのはアフリカ名 (って何) ?

ジャケットは涼しげですが,内容は全然ジャケットのイメージとは違います.

CD は 1-2 曲目が 1 トラック,3,4,5 曲目が 1 トラックの 2 トラックになってます.1-2 はファンク色の強いベースのリフが延々続く中で,ホーンやシンセ,ギターがアヴァンギャルドな演奏を繰り広げるメチャクチャ格好良い曲.トリップしそうになりますね.

3 曲目はスペーシーな雰囲気のフリーな曲.ホーンによる激しい演奏が印象的.4 曲目はピアノのスピード感溢れるソロがフィーチャーされるジャズっぽい曲.

ま,全体的に ECM って感じじゃないですね. 🙂

Le Orme / Il Fiume

1986年の復帰作.

シンフォ系ですが,優しいハートウォーミングなサウンドです.ゆったりと美しいサウンドでほっとさせてくれます.角の取れた柔らかな音でせっつくような所がなくゆったりと余裕がありますね.聴けば聴くほど味わいが感じられそうな音です.

Le Orme / Live Orme

イタリアの EL&P と呼ばれる事の多いバンドのライブ.アルバムによっては全然 EL&P じゃないという話もありますが,この 2 枚組のアルバムの 1 枚目に関してはそんな感じがしますね.EL&P と違うのは演奏の下手さでしょうか.でも,EL&P をも彷彿とさせる曲は演奏力の問題を超えて魅力的.

2 枚目になると,いきなり "Whole Lotta Love"  で始まったり,ギターが前面に出てきたりしてそういう雰囲気はだいぶ後退します.ギターは結構泣きのフレーズ満載のブルージーな感じですね.結構シンフォっぽい泣きのハードロックという感じでなかなか良いです.

Osanna / Palepoli

パレポリ(紙)
パレポリ(紙) オザンナ

おすすめ平均
starsこれが「プログレ」だ!!
starsイタリアンロック不朽の感動作

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イタリアプログレの傑作と評される事の多い Osanna の 3rd.1973 年作.

1973年ということで,音はちょっと古いような雰囲気もありますが,それを忘れさせるような魅力がありますので,やはり傑作なのでしょう.邪悪とか言われますが,今聴くとそれほどでもないような気がします.攻撃的ではあります.

サイケな雰囲気,荒々しい音,イタリアンロックっぽい重厚感,ジャズからの影響も感じさせる確実な演奏,イタリアっぽいボーカル,切り返すように展開していく曲と,まったく飽きさせることなく一気に最後まで聴かせてくれます.

Beefólk / Place Dramatique

Place Dramatique
Place Dramatique Beefolk

Material Records 2008-08-14
売り上げランキング :

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オーストリアのバンド.

サックス/フルート,バイオリン/マンドリン,トロンボーン,アコーディオン,ベース,ドラムという編成で,ボーカルも入ります.

アコーディオンが非常に印象的でキレがあってドラムと共にリズムで重要な位置を占めているような気がします.メロディはバルカン的な感じがして,フォークの要素が強い気がします.アコースティックなんですが,キレがあり軽快で楽しげな感じがします.レコメン的なねじれた雰囲気やポップな雰囲気,アヴァンギャルドな雰囲気もありますね.その他,ジャズ,ロック,レコメン,フォークの要素が感じられ,それらが一体となって押し寄せてくるというという感じです.

曲の途中で雰囲気が変わることも多くて,普通のポップスっぽいと思って聴いていたら,最後はジャズで終わったりと楽しいです.