Alex Machacek Jeff Sipe Matthew Garrison / Improvision

Improvision
Improvision Alex Machacek Matthew Garrison Jeff Sipe

Abstract Logix  2007-09-18
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おすすめ平均  star
starテクニカル系ギター好きは必携!

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Terry Bozzio との Out Trio や bpm 等での活動をしていた,オーストリア出身の Alex Machacek の久々の弾きまくりジャズロック作品.

ベースの Matthew Garrison は Joe Zawinul や John McLaughlin のバックで演奏したりしている人,
ドラムの Jeff Sipe は,Jonas Hellborg と一緒に演奏している人のようです.

基本的には,ハイテクセッションジャズロックという感じで,セッション色の強いジャズロックです.デビュー作
の Mc Hacek 名義の “Featuring Ourselves” で Alex Machacek のファンになった人にとって,その後 bpm や Out Trio 系の音楽中心で,ソロ作品 [SIC] もその流れの作品だったので,久々に弾きまくりでうれしい作品かも
知れません.

また,Out Trio 系の音楽はちょっとクセが強すぎて万人向けとは言えなかったのですが,この作品だったら,
ジャズロックファン,ジャズファン,フュージョンファンに広く薦められるのではないかと思います.

ただ,個性という点では,やはりこのアルバムの中でも,Out Trio 系の雰囲気がある曲の方が特徴的だなと
思ってしまいます.それ以外の曲では,フツーのジャズロックという感じも強くて,個性という面では訴えるところが
少ないかもしれません.

とはいえ,個性的な曲でもだいぶ聴きやすいですし,そういう曲から,Alex Machacek のプレイが満喫できる
曲まで広く収録されているこのアルバムはオススメと言えるでしょう.

初めて Alex machacek を聴く人にも良いかも.

あれ,ベースとドラムのプレイのことが書けないぞ… (^_^;) また何か感じるところがあれば書きます.

Side Steps / Alive II

2005年末以来2年弱ぶりの最新作はライブ盤.

ここ数年のライブの良いテイクのものと,再発リクエストの多い初期アルバム収録の曲が入っているのがウリとのことです.

確かにちょっと懐かしいフュージョン全盛の時代という感じの曲が爽やかで印象的です.それにプログレ的な代表曲 "Another Encounter",ジャズロック的な代表曲 "Jazz It" ,プリズムを彷彿とさせる静かに盛り上がっていく "The End of Tears" という Side Steps を代表する名曲を盛り込んだファン必需のアルバムです.:-) 昔懐かしいフュージョンというだけだと,数回聴いただけで聴かなくなりそうですが,それだけで終わらないのはさすがです.

ここ数年ライブには行ってないので,外しているかも知れませんが,以前よりは (Side Steps にしては) シンプルで,若干タイトな雰囲気がするような気がします (録音の加減からそう聴こえるだけかも?).

Spaced Out / Live At The Crescendo Festival

カナダの超絶技巧ジャズロックバンドの 2006 年のライブ.2007年リリース.

なんかスタジオ盤以上とも思える超絶技巧で迫ってきます.スピード違反とも思えるドラムとベースがバキバキパキパキと倍速で進んでいきます.:-p 3人の演奏と思えない音数.スピード出しすぎでちょっと粗さが目立つ所もありますが,これはライブならではの勢いということでマイナス面としては出てきてはいないですね.

テクニック面からのアプローチで作った (悪い意味ではないよ) ような曲中心ですが,妙に印象に残る部分もあります.

John McLaughlin / Industrial Zen

インダストリアル・ゼン
インダストリアル・ゼン ジョン・マクラフリン ビル・エヴァンス ゲイリー・ハズバンド

ユニバーサルクラシック  2006-06-07
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おすすめ平均  star
star留まる事を知らない・・・
star巨星健在!還暦を過ぎても進化を続ける姿に感動!
starやっぱ、GREAT!

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リリースからだいぶ経っていて,今更ですが,今でも結構聴いているので紹介.

このアルバムの前のスタジオ盤は  "The Heart of Things" で 10 年前とのこと.へー.

最近,フュージョンとなると,「久々にフュージョン路線」とか言われて買ったりすると,歳を取っておとなしくなったなあ,と感じ,も一つピンと来ない場合が多いのですが,このアルバムはそんなことは全くなく,すばらしいです."Mahavishnu" とか "Adventures in Radioland" 辺りを彷彿とさせる,Mahavishunu Orchestra 後のフュージョン路線のマクラフリンという感じのフュージョンです.

もちろん,歳を重ねた事による落ち着いた雰囲気がありますし,それまでの色々なプロジェクトの味を出した曲も入っていたりしますが,全体的に弾きまくっているなあ,と感じさせるものです.マクラフリンはこうでなくては!

昔,高校生のころ,"Adventures in Radioland" が出たとき,確か最初はイタリアのマイナーレーベルから出たということで,入手困難に違いないと思い,頑張ってマニアックな LP(!) が置いてある店に行って,アルバムを買って聴いたときの興奮を思い出してしまいました.(^^;)

Out Trio

アウト・トリオ
アウト・トリオ ボジオ・マクヘイザック・オハーン

ビデオメーカー  2005-08-25
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おすすめ平均  star
starイライラする作品
starよくぞ国内流通盤を出してくれました!!テリーボジオ凄いです!!

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今日はライブに行ってきます.前売りを買って行くなんて非常に久々のライブ.