Besh o droM / Can’t Make Me!

Can’t Make Me
Can't Make Me Besh O Drom

Asphalt Tango Ger. 2003-04-08
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「ジプシー,アルバニア,ギリシャ,セルビア,マケドニア,ト ルコの音楽をやっている」と自ら語っているらしいハンガリーのバンドの2nd アルバム.

バルカン,アラブ,地中海音楽の要素をごちゃまぜにした感じの スピード感溢れる超高速トラッドという感じです.メンバーも様々な音楽の影響を受けているようでトラッドをベースに,ジャズ,ロック, クラブ,ファンク,ドラムンベース等様々な音楽的な要素を感じます.

様々な楽器が渾然一体となって押し寄せて来て,一気に駆け抜けていくような感じです.

(2002年に書いたレビュー)

Nemo / Coma

Coma
Coma Nemo

Quadrifonic 2015-09-04
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フランスのシンフォ系プログレバンドの 2015 年作。私がここ数年最も気に入って聞いている現役プログレバンドのひとつです。

前作は縦ノリのタイトでハードでストレートな感じだったので、そちらの方に変化していくのかと思っていましたが、今作ではそれ以前の雰囲気に少し戻った感じで、そちらが好みだった私にはうれしいかぎりです。

とはいえ、単純に戻ったという感じはなく、大作志向でインスト重視な構成になっているような気がします。ギターを中心としたスリリングでドラマチックな大作ながらも、角の取れた少し優しい雰囲気で、ある程度ポップな感覚も同居しているように感じます。

ヘビロテの予感。

Cynic Japan Tour 2015@アメリカ村Drop

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いやー、Cynicのライブが見られるとは思っていませんでした。宇宙感ハンパない感じで大満足でした。

Cynic の前はオーストラリアの Plini と、日本の Cyclamen でした。Plini は聴いたことなかったけど、ハードなプログレフュージョンという感じで良かったです。帰って早速色々チェックしましたよ。Cyclamen は激しいプログレデスという感じでした。

画像の3枚目は Plini です。

そして最後の記念撮影。

Begnagrad / Konzert for a Broken Dance

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どうやら左がオリジナルジャケットのようで,右が 1990 年に AYAA というレーベルから出た時のモノでボーナストラック入りらしい.1990 年の方は “Konzert for a broken dance” というタイトルがあるが,元はなかった模様.(この後 2CD のヤツがオリジナルジャケットで出てるみたいだけど…)

題名の通り“Broken Dance”が踊れそう (? ^^;) なスロヴェニアの バンド.レコメン的なおちゃらけた感じのノリと,ヴァルカン民謡的な ノリが,非常にユーモアに溢れた感じの雰囲気を作り出しています.ロックやジャズのノリでヴァルカン音楽を演奏した感じでしょうか.

アコースティックな楽器中心の演奏ですが,一見そうは思えないような (というよりそんな事を気にする音楽を通り越した) 音楽で,前のめり感覚で一気に聴けてしまいます.

(1999年に書いたレビューに加筆)

Methexis / Suiciety

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ギリシャのミュージシャンの 2015 年作。

『ギリシャ人のコンポーザー&ギタリスト、NIKITAS KISSONASのコンセプト・アルバムで、なんと、メンバーにTHE ENIDのヴォーカル、ANGLAGARDのキーボーディスト、BIRDS & BUILDINGSのベーシスト、AGENTS OF MERCYのドラマーを迎え録音。』とのこと。

陰はないけど、ダイナミックレンジの広い抑揚の効いたシンフォ作品。ポップな面もある。