Gary Husband / Dirty & Beautiful Volume 1

Dirty and Beautiful
Dirty and Beautiful Gary Husband

Abstract Logix 2010-11-16
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Holdsworth, McLaughlin なんかとの共演で知られるドラマー/キーボーディストの 2010 年作.

曲ごとにゲストを迎えた作品.ゲストが半端じゃなく豪華で,その豪華メンバーの期待を裏切らないなかなかの秀作です.

たまに Holdsworth 目当てで買って,弾きまくってないので文句を言っているサイトなんかありますが,アルバムの本質をハズしてますよね.豪華メンバー目当てで買ったんですが,やっぱり豪華なだけの音は出してます.

Holdsworth の少し聴いただけでわかるバッキングの上で,Holdsworth が弾き倒すのかと思いきや,Jan Hammer がこれまた一聴で分かる音で弾き倒す 1 曲目で幕を開けます.バリバリ弾いてなくてもこの存在感が示せる Holdsworth はさすがです.McLaughlin もやはり一聴しただけで分かる音で弾き倒してますね.結構ゴリゴリ弾いてます.

という風にメンバー毎にその個性を充分に発揮しているのはさすがですね.その他も見ててよだれが出そうなメンバーが揃っていますので,一度聴いてみる価値はあるんじゃないでしょうか.

It Bites / When the Lights Go Down

再結成した It Bites の 2006 年のツアーからのライブ盤.

It Bites って 2nd (?) の "Once Around the World" (1988) を,出た当時かなり聞きまくった記憶が.ポップでキャッチーなロックながら,高度なテクニックに裏打ちされたプログレ的な展開が特徴のバンドという記憶が…

このライブ盤を聴いての印象は,「あれ?It Bites ってこんなにプログレ色がなかったっけ?」ということ.とはいえ,なつかしー,と思える曲満載ですし,It Bites 色はしっかり出ていて,It Bites を聴いている感はかなりのレベル (当たり前ですが ^^;) で,最近こういうポップなロック聴いてなかったので,結構気に入って聴いてます.ギター&ボーカルは Kino, Arena の人なんですね.違和感はないですね.

新曲が一曲入っていて,この曲がなかなか.個人的には結構ツボにはまったバラードで,思わす口ずさんでしまいます.:-)

Iona / The Circling Hour

スコットランドのケルティックロックグループ Iona (アイオナ) の 2006 年作。

前作までもケルトシンフォニックロックという感じでしたが、基本的には路線は変化していません。壮大なケルトシンフォニーが堪能出来ます。

この作品では、以前よりもポップになったような気がします。それでいて、シンフォニック色は全く衰えず、万人向けのわかりやすいポップなシンフォニックロックといった味わいです。ドラマチックなシンフォニックでありながら、爽やかさとポップさを感じさせるのはなかなか難しいような気がしますが、さらっと自然に実現していますね。

イーリアンパイプとギターによるドラマチックな盛り上がりも、このバンドのお約束ですが、いつ聴いても気持ちよく、爽やかな気分になりますね。

Soft Machine / Floating World Live

Floating World Live
Floating World Live Soft Machine

Moonjune  2006-03-21
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おすすめ平均  star
star全キャリアを通してみても秀逸なる本作はまさに必聴!
starバンドルズ時代の未発表ライブが登場!ホールズワースが全開!

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Allan Holdsworth 在籍時のライブ.ドイツの FM 局用のライブのようです.

珍しく Holdsworth がゴリゴリ弾いています.どちらかというと,クールに滅茶苦茶速く弾くというイメージだったのですが,この作品では Holdsworth 独特の流れるようなソロというのではなく,一音一音がはっきりと出ている感じです."Hazard Profile Part One" のフェードアウトは残念!

あと Holdsworth のヴァイオリンソロが収録されているというのも貴重みたいですね.

と Holdsworth の事が書いてあるレビューが多いですが,結構 "The Floating World" とか "The Man Who Waved At Trains" のような,Holdsworth がゴリゴリ弾いてない曲が,すごく Soft Machine っぽくて良いですね.

日本盤がジャケ違いで出てますね.「日本独自のマスタリング」だそうです.