SBB / New Century

2005年リリース.

最近の作風の流れで,あまりプログレ度は高くはありませんが,SBB らしいブルースの雰囲気たっぷりの音楽に仕上っています.

前半はエモーショナルで内省的な叙情的な感じの曲が続きます.ゆったりとじっくりと内面を歌い上げるような感じ.後半は以前の SBB の雰囲気のあるどちらかというと激しめのインプロビゼーション中心の音楽になります.

Side Steps / Verge of Reality

前作からは 4 年ぶりの新作.

当り前かも知れませんが,まさしく日本のフュージョンという感
じの作品ですね.ポップすぎずテクニカルすぎずと良い感じの所でバ
ランスしているように思います.

前作まではフュージョンを中心にポップ寄りな曲や,プログレ寄
りな曲が点在していたようにも思いますが,今回のはよりフュージョ
ンに寄っているという気がします.フュージョンの王道を行く作品と
いうか.

プログレ的に流れていくかなー,と思って聴いていたら,ぐっと
フュージョンに引きよせられたりとか,ちょっとひねりが利いている
所が Side Steps っぽくて,単純に気持ちの良いフュージョンに終わっ
てない所がさすがなんです.

とりあえずこれぞ Side Steps という音はつまっていますね.で
もマンネリというわけでもなく,らしさを保ちながら緩やかに変化し
てますね.

Agent Cooper / Beginner’s Mind

Beginner's Mind Beginner’s Mind
Agent Cooper

Progrock  2005-12-05
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る by G-Tools

アメリカの 4 人組の 2005 年作.”Echolyn を脅かす存在” との事でしたが,Echolyn ほどの屈折感はなく,アメリカらしいスピード感溢れるキレの良いストレートでテクニカルなロックという感じです.ソロ部分のスリリングな切り返しが気持ち良いです.
各パート共かなり上手くて,テクニカルでスピード感溢れる音楽を十分に余裕を持ちながら演奏しているという感じですね.アメリカらしいテクニカルさです.

Jerome Langlois / Molignak

カナダの Maneige の初代メンバーのアルバムで 2005 年の作品.

室内楽的でゆったりとした美しいシンフォ作品という感じがします.クラリネットとヴァイオリンが印象的で,若干フレンチっぽい雰囲気がありますね.ロックと言うよりは室内楽と言った方が良いのかも知れません.叙情的で美しい作品.

Il Baricentro / Trusciant

Trusciant
Trusciant Baricentro

おすすめ平均
starsイタリアのJAZZROCK

Amazonで詳しく見る by G-Tools

プログレというよりはフュージョンと言った方が良い 2nd(?) アルバム.

リズミカルな飛び跳ねるような元気で軽快な音楽です.爽やかですが,爽やかフュージョンと聴いて想像する音ではなく,ファンタジックな印象ですね.シンフォフュージョンという感じでしょうか.