Infront / Wordless

(最近の)クリムゾン系の硬派なジャズロック.2005年作の模様.

ロシアのバンドらしく,確かなテクニックの背景に,寸分の狂いもなくクールに演奏しているという感じ.迫力もあり,独特の空間を感じさせ,この手のジャズロックが好きなら気に入るでしょう.

強いていうなら,正確な演奏が逆にダイナミックさを奪っているような感じも.枠の中で精一杯暴れているという感じがするので,そこを抜け出すなんらかのうねりのような物も欲しい所.6 曲目辺りはそういう意味では良い感じかも? ただ,これは個人的な印象で,逆にそれを狙っているのかもしれないし,そういう意味では,狙った所ずばりなのかも?