Laz | |
Halloween
Musea Records France 2001-01-01 おすすめ平均 |
フランスのシンフォニックロックバンドの 1989 年リリースの 2nd.
怪奇小説家H.P.Lovecraftの作品を元にしたコンセプト作みたいです.シリアスで重い感じの音楽で緊張感がありますね.シアトリカルなトコロもあります.フランス語のボーカルがまたその雰囲気に合ってますね.
Le Festin | |
Halloween
Musea Records France 2006-07-28 おすすめ平均 |
メタル系の hElloween でなく,フランスのプログレバンド hAlloween 🙂
2001年作の 4th.前作までは重苦しい重厚感のある暗い感じのシンフォニックロックでしたが, この作品では一聴すると全く路線が変わって,明るい雰囲気で,女性ボーカルを 中心としたポップス的な作品に聞こえてしまいます.
しかし,よく聴いてみると,曲自体は前作までの路線と同じように聞こえてきて, 音ががらっと変わったように感じるのは,シンセの音が全体的に薄っぺらく細く感じてしまうのと, 女性ボーカルも少し線が細いような感じだからじゃないですかね.
それ以外の曲の構成なんかはなかなかだと思います.曲の始まりは「う〜ん いまいち」なんて思っていても,後半になるにつれて盛り上がっていって,スリリングな 演奏のヴァイオリンなんかが迫ってくると,おぉ,わるくないやん,と思ってしまいます.
ボーカルの声質とシンセの音にもっと厚みが出れば,更に迫力のあるすばらしい作品に なったと思いますが,このままでも十分にシンフォロック的な展開や演奏が楽しめる作品 だと思います.
2001年に書いたレビューに加筆.
4・ヴィジョンズ+4 | |
エスカトン
ベル・アンティーク 2010-01-25 |
79 年録音で 81 年リリースのフランスのバンドのアルバム.アルバムが出た順だと 2nd になるみたいです.録音はこちらが先.
一聴して Magma 系のサウンドと分かるサウンドです.全体的にとんがった疾走感のある演奏に少し浮遊感のある女性ボーカル (スキャット) が乗っかります.Magma よりは浮遊感があって空間的な広がりを感じる音かなと思います.
(マーキー再発盤のボーナス曲は私は聴いてません.こんなの出てるんだー)
Pictures of a New World | |
Gozzozoo
Musea Records France 2001-01-01 おすすめ平均 |
フレンチプログレ Atoll のドラマー Alain Gozzo によるフュージョン.
1 曲目はいかにもドラマーのアルバムという感じの乾いた曲で, ギターがちょっと Holdsworth っぽいもので,アルバム全体こういう 感じのドラマーのプレイを楽しむ感じのドライなフュージョンかと思っ ていたら,2 曲目はいきなりさわやかなラテンフュージョンになって, ちょっと意外でした.キーボードは T Laviz 系の透明感のある音で す.その後の曲は軽快なテクニカルフュージョンという感じの曲が中 心です.
ドラムはドライな感じの軽快なプレイですが,ただ軽いだけでは なくて,ほどよい迫力もあります.全体的に,他の楽器も乾いた感じ のさらっと流れるようなプレイで,もう少し力強さがあってもいいか なと思いますが….
Harmonia Maudit | |
Fugu
Musea Records France 2001-01-01 おすすめ平均 |
フランスのジャズロックバンドの 2000 年作.ジャケットは外国の映画に出てくるような変な日本って感じの,無意味 な漢字が並んだり,日の丸があったりするジャケットですが,音楽は至ってまともです(笑).
ゆったりとしているリズムの上で自在に動くギターが特徴的です.ゆったりとしたリズム とは言っても,何か変なリズムで一筋縄ではいかない感じです (笑).アコースティックギター とエレキギターを効果的に使い分けてメリハリを付けていますし,ちょっと愁いを含んだ テクニカルなギターで,曲も素晴らしいので,退屈しません.
Holdsworth の好きな人だけでなく,日本の Prism が好きな人 (Nothin Unusual 以降あたりですが) などジャズロック系の音楽が好きな人に おすすめです.
(2000年に書いたレビューを一部変更)