Pierre Moerlen’s Gong / Leave It Open

リーヴ・イット・オープン(紙ジャケット仕様)
リーヴ・イット・オープン(紙ジャケット仕様) ピエール・ムーランズ・ゴング

BMG JAPAN  2006-10-25
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1981年作.Pierre Moerlen’s Gong の特徴である,ミニマル的なフュージョンミュージックですが,前のスタジオ作である "Time is the Key" (1979) がアンビエント的な要素が強く,若干フュージョンから離れたような印象を受けたのに比べて,こちらは,"Time is the Key" 同様,ゆったりとした音楽なのですが,フュージョン的に感じます.特に17分以上あるタイトル曲が秀逸.

それまでの Pierre Moerlen’s Gong 名義以前からの特徴と,"Time is the Key" の雰囲気がうまく均衡を保った名作ですね.

Pierre Moerlen’s Gong / Live

ライヴ(紙ジャケット仕様)
ライヴ(紙ジャケット仕様) ピエール・ムーランズ・ゴング

BMG JAPAN  2006-10-25
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おすすめ平均  star
star1979年のライブ
starうれしい日本盤発売。DOWNWIND時のライブ。

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"Downwind" 発売当時の 1979 年のライブ.

曲は Pierre Moerlen’s Gong という名前になる前の曲も交えて収録されており,パーカッシヴなゴングの魅力が堪能出来る好作品に仕上っています.

Mike Oldfield と Didier Malherbe が "Downwind" でゲスト参加.ビブラフォンやマリンバによるミニマル的なリフの上で伸びやかでテクニカルなフュージョンサウンドが演奏されます.他のアリスタ作品がミニマル的だったり,ポップな方向に流れていたりする中で,ストレートなジャズロック作品と言えるでしょう.

今回紙ジャケで再発された物の中では一番ジャズロック的な演奏ですね.Bon Lozaga も参加しており,後の Gongzilla の原点と言えるのかも?

Kraan / Live 2001

Kraan Live 2001
Kraan Live 2001 Kraan

Revisited  2006-03-14
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1972年結成のドイツのジャズロックバンド.名前はずっと知っていたけど,聴いたことがなく,買ってみたものです.昔のはサイケな香りのするジャズロックらしいですね.

これは,のっけから調子の良いブルース色のあるストレートなロックという感じですね.年季の入ったベテランのおじさんが余裕で演奏しているという感じ (実際は知りませんが :-p) で,昔はバリバリ弾いていたけど,もうそんなことはしなくて,歳を取ったしね,という感じ (勝手な想像 ^^;).

インスト曲とボーカル曲両方あって,インスト曲もブルース色のあるストレートなインストロックという感じ.心地よい感じですが,ボーカル曲の方が印象に残るかな.

Soft Machine / Floating World Live

Floating World Live
Floating World Live Soft Machine

Moonjune  2006-03-21
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おすすめ平均  star
star全キャリアを通してみても秀逸なる本作はまさに必聴!
starバンドルズ時代の未発表ライブが登場!ホールズワースが全開!

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Allan Holdsworth 在籍時のライブ.ドイツの FM 局用のライブのようです.

珍しく Holdsworth がゴリゴリ弾いています.どちらかというと,クールに滅茶苦茶速く弾くというイメージだったのですが,この作品では Holdsworth 独特の流れるようなソロというのではなく,一音一音がはっきりと出ている感じです."Hazard Profile Part One" のフェードアウトは残念!

あと Holdsworth のヴァイオリンソロが収録されているというのも貴重みたいですね.

と Holdsworth の事が書いてあるレビューが多いですが,結構 "The Floating World" とか "The Man Who Waved At Trains" のような,Holdsworth がゴリゴリ弾いてない曲が,すごく Soft Machine っぽくて良いですね.

日本盤がジャケ違いで出てますね.「日本独自のマスタリング」だそうです.

Michel Sajrawy / Yathrib

イスラエルのギターリストのソロアルバム.

ギターとヴァイオリンとパーカッション中心の端正なジャズロック/フュージョンに,中近東風味を加えた感じで,比較的オーソドックスな作品です.

なんですが,曲調や演奏など,不思議と掴みどころがなく,全貌を掴みづらく,不思議な雰囲気ですね.今後何度も聴いていると,新しい発見があるかも? と予感させてくれます.結構曲の中で色々と展開はしていくのですが,目まぐるしく変わるというものではありません.