Fred & Co

Fred and Co.
Fred and Co. Fred & Co.

Musea Parallele  2001-01-01
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フランスのウェザー系フュージョンバンドといえば,Sixun なん かがメジャーですが,その Sixun の対抗馬と言われて買ったもので す.Frederic Schneider というジャコが好きなんだなあ,というの が分かるベーシストのソロプロジェクトという感じのアルバムで,と にかく多数のミュージシャンが参加しています.1 曲 1曲の長さがコ ンパクトで,なんと 22 曲も収録されています.全体的には統一感の ある雰囲気ながら,最後まで全く飽きずに聞き通す事が出来るのがす ごいですね.

ウェザー系の音楽なのですが,それだけに留まらない現代的な解 釈とフランス的ヒネリが利いたなかなか面白いアルバムですね.曲は コンパクトな感じがして,ウェザーなんかよりはスケールは小さい感 じです.色々な楽器も入っていて,曲もバラエティに富んでいておす すめです.

(1999年7月に書いたレビュー)

Lu7 / L’esprit de l’exil

L’esprit de l’exil
L'esprit de l'exil Lu7

Vivid Sound  2005-04-12
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日本のギターとキーボードの 2 名のユニットによる 2nd アルバム.

一聴すると,エスニック風味のフュージョンというか,ワールドミュージックというか,まあそういった感じの印象を受けます.一曲毎に違う地域のエスニック風味を加えた感じ.曲は繊細で色々な風景の思い浮かぶような優しい明るい感じが中心.

なんですが,何度も聴いていると,それだけではない感じがじわじわ感じられてきますね.意外にもギターが弾きまくっていたりしますね.時にはホールズワースのように流れるように弾きまくっています.ただ,それがいかにも弾きまくってます,という感じを受けずに,それによって繊細な味を出している所がすごいな,と感じます.たぶん,キーボードの優しい美しい感じとうまく溶け合っていてそういう感じになっているのでしょうね.

何度も聴いて,そのじわじわ湧き上がってくる色々な繊細さが感じられて楽しいアルバムですね.ゲストミュージシャンもなにげに豪華です.

  • 公式ページ
  • mixi にもコミュニティがある模様 (私はまだ見てません)

Planet X

Quantum
Quantum Planet X

SPV/Inside Out  2007-05-22
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おすすめ平均  star
star超絶ドラムに悶絶!
starアレンジの変化
star超絶ギタリストが参加のハイパーメタルフュージョン!

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Dream Theater の Derek Sherinian (key) と Virgil Danati (ds) のバンドです.前作まで (?) は,Tony MacAlpine がギターだったみたいですけど,このアルバムはギターリストはゲストでまかなってます.

で,ゲストのギターが 2 曲で Allan Holdsworth が参加,後は Brett Garsed が弾いています.Brett Garsed って聴いたことなかったですが,MVP の 2nd(?) に参加している人ですね.って MVP 2nd って聴いたことないけど.:-p

ベースもゲストで Jimmy Johnson と Rufus Philpot です.

Holdsworth は参加曲では弾きまくっていて,結構 iou とか road games の頃っぽい感じもします.最近こういうのないので,結構良いですよ.

あと,ドラマーの Virgil Danati のプレイが聞き所みたいなのを読みましたが,確かにそんな気もしますが,あまりわかりません.^^; ドラマーの方が聞くと良く分かるのかもしれません.

Derek Sherinian って,ギターみたいなプレイをしますね.昔のヤンハマーみたい.

って事で,最近こういうハイテクフュージョンってあまり聴いてなかったのもありますが,結構気に入って聴いてます.

Side Steps / Alive II

2005年末以来2年弱ぶりの最新作はライブ盤.

ここ数年のライブの良いテイクのものと,再発リクエストの多い初期アルバム収録の曲が入っているのがウリとのことです.

確かにちょっと懐かしいフュージョン全盛の時代という感じの曲が爽やかで印象的です.それにプログレ的な代表曲 "Another Encounter",ジャズロック的な代表曲 "Jazz It" ,プリズムを彷彿とさせる静かに盛り上がっていく "The End of Tears" という Side Steps を代表する名曲を盛り込んだファン必需のアルバムです.:-) 昔懐かしいフュージョンというだけだと,数回聴いただけで聴かなくなりそうですが,それだけで終わらないのはさすがです.

ここ数年ライブには行ってないので,外しているかも知れませんが,以前よりは (Side Steps にしては) シンプルで,若干タイトな雰囲気がするような気がします (録音の加減からそう聴こえるだけかも?).

高中正義 / SHYCHELLES

セイシェルズ
セイシェルズ 高中正義

キティMME  1995-05-25
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おすすめ平均  star
star大好きなアルバムです
starHe was so young!
star線が細い、いいえ最高傑作です!!

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高中のソロ 1st アルバム.

ロック路線とフュージョン路線がうまく均衡した名盤ではないでしょうか.後の夏の高中のイメージを既に確立しているような気がします.

へたうまな高中のボーカルも聴き込むにつれて,耳から離れなくなってきますし,後にもよく演奏されるようになる「憧れのセイシェル諸島」「Tropic Birds」という名曲が2曲も収録されています.

久々に先日聴きましたけど,やっぱり暑いときには爽やかな気分になりますね.演奏なんかに時代は感じますが,古くさくないですね.