Síntesis | |
Various artists
Blue Art Records 2016-04-13 |
アルゼンチンのバンドによる 1976 年作。
結構格好良いジャズロックなんですが、一曲目に収録されている曲がイマイチパッとしなくて、曲順もう少し考えたら?って気が (^^;) 後半すごく格好良い Nucleus を彷彿とさせる曲が出てくるので。
アルゼンチンのバンドの 2007 年作.
Sagrado が帰ってきた!! と思わせる,ヴァイオリン入りの伸びやかなシンフォニックロックです.とは言っても,Sagrado みたいには洗練されてなくて垢抜けない感じですけどね.
伸びやかで開放的なヴァイオリンと,叙情的で少し泣きの入ったギターが特徴で,Sagrado よりはドラマチックで,ロックよりでタイトな感じがします.
1978年の唯一の作品.
この時代の中南米ではどちらかというと異色な感じのするサウンドです.フリージャズ,クラシック,アヴァンギャルド風の要素が渾然一体となって迫ってきます.管楽器の分厚いサウンドが印象的.最近はチリ方面からクリムゾン系のヘヴィなサウンドのバンドが結構出てきてますが,それと共通する点もありながら,一線を画するオリジナリティがあります.
出だしはクリムゾン+Sun Ra 的な雰囲気で,この手の雰囲気のまま行くのかと思ったら,シンフォニック的なサウンドが顔を覗かせたりもします.
ヘヴィな分厚いサウンドを一分の隙もなく演奏していくという感じで,演奏力,曲,アレンジ等,すべてに渡って中南米トップクラスのアルバム.今聴いても全く古さを感じません.
アルゼンチンの Alas の 27 年ぶり(?)の新作.
プログレ店でしか入手出来ないかも知れませんが,プログレではないような.ペドロ・アズナールは一曲だけボーカルで参加のようです.
コンテンポラリーなタンゴ風のジャズという感じで,バンドネオンとピアノが印象的ですね.時折顔を出すギターはジャズっぽいです.音楽的なカテゴリとしては,ピアソラなんかと同じ枠に入りそうな曲と,ジャズっぽい曲が混じっている感じでしょうか.もちろん一曲の中でもそのような要素がまじりあっています.
5曲目がなかなかスリリングな演奏でバンドネオンプログレという感じ.上原ひろみっぽい雰囲気も.10曲目もアコースティックギターとピアノが,ちょっと RTF っぽいスリリングな感じの曲.