チリのバンド.2nd アルバム.
攻撃的なクリムゾン風のインスト中心のロック.少し語りのようなボーカルが入る曲もあります.鋭利な刃物のように鋭くキレが良いです.隙が全くなくびしっと決まった感じです.
[[公式サイト:http://www.exsimio.cl/]]
久々に演奏のつたない南米らしい (?) バンドを聴きました.曲は本当にすばらしく,あとは演奏テクニックを磨くだけ.(^_^;)
基本的にはメロディアスで涼しげなフュージョン系のバンドでしょうか.
と言っても,そんなにひどいことはなくて,アドリブのアイデアに技術がついていってなかったりしてつっかかるような感じになったりという感じかな.あと楽器間のアンサンブルもちょっとずれたような感じかな.
フルートの清涼感溢れる演奏が特徴的で,スペインの Gotic とかかもめの Return to Forever の B 面
(CD時代なのに… :p) の "Sometime Ago/La Fiesta"
を感じさせる,南米らしい叙情さとカリブ的清涼感があります.
今後に期待,と言っても 1984 年作か… 下手で聴けないってことはないのでご安心.
組曲3曲の全4曲による作品.1999年の自主製作でリマスターで再発されたもののようです.
南米独特の胸を焦がすようなラブソング的 (歌詞が何なのかは知らんけど :-p) なボーカルの部分がもひとつフツーのポップス的なのと
(スペイン語なんでそれなりに味はあるけど 🙂
その後攻撃的な前のめりのクリムゾン的部分が最初ミスマッチかなと思いきや,曲が進むにしたがってその辺りこなれてきて,非常に高品質なシンフォ作品に仕
上がってます.
さすが演奏しているうちに馴染んでくるんだななんて思うけど,別に一発録りじゃないですよね.ははは.
最後の曲なんて素晴らしい.ジャズロック的なピアノとか,最高にスリリングです.聴いているうちに南米的ボーカル部分とシンフォ・ジャズロック部分の変化も楽しめたりして.