ChileのEntranceのギターリストのバンド.
Entranceの音から想像出来そうな前のめりのハイスピード/ハイテンションでハイテクなインストロック.いかにもギターリストのハイテクロックという音
ですが,Entranceらしいドラマチックな要素も若干あって,よくあるアメリカンなギターによるインストジャズロックとはちと雰囲気が違いますね.
ちょっと録音が悪いのか,何度か聴かないと全貌が良く分からないのですが,良く聴くとなかなか良く出来たテクニカルなジャズロック/フュージョンではないかと思います.なんかぼやーっと音が聴こえてくるので,なんか掴めないんですよね.
アルバム一曲目はちょっと爽やかな雰囲気もあるフュージョン風の音楽です.なんかちょっと古い南米のフュージョン系プログレを思い出してしまった.
かと思うと,トリッキーで鋭いスピード感溢れるテクニカルサウンドな部分や,ちょっと独特のクセのあるボーカル
(ちょっとデスっぽいような気も…)
の入った曲もあったりして,一つの曲の中でトリッキーな雰囲気と爽やかな雰囲気が同居している感じで,なかなかおもしろいです.まあ二曲目以降はどちらかというとトリッキーな感じ中心です.ボーカルが入ると,ちょっとデスっぽい雰囲気もあるかな.たまに爽やかな音が出てきま
すけど.
トリッキーな音のギター,流れるようなピアノのプレイが特徴的.
(2008/3 に加筆)
Osiris Zao Musea 2001-01-01 |
前作のような前面に出た女性スキャットはなくなり,あくまでアンサンブル重視の中でのスキャットが入っている 2nd.
まだ 1st の雰囲気が少し感じられますが,より軽快なジャズロックを目指した音となっており,後の Zao の雰囲気がある程度完成した作品になっています.
結構 Weather Report っぽいジャジーな雰囲気もあり,Jazz Fusion ファンにも受け入れられるような音ではないでしょうか.
Elso Evtized After Crying Import [Generic] 2001-08-21 |
未発表音源や新録音を加えたベスト盤+ライブ盤の 2cd です.これまでの作品の集大成という感じでしょうか.
ライブとは思えない緻密で大胆な音に驚愕.
"21st Century Schizoid Man" のコピーも収録.完璧.