ギタートリオによるインストロックバンドの荘園の 2nd.
1st と同様に疾走感のあるハードなロックですが,1stの時は少しオリエンタルな雰囲気がただよっていたのですが,このアルバムはよりストレートな感じになり,プログレではなくなっているような気もします.ストレートで解放的な明るさがあるというか.
重厚感があり,安定した演奏の上でギターが縦横無尽に走り抜けると言った感じの気持ちの良いロックです.
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Au Cercle de Pierre Minimum Vital Musea 2001-01-01 |
1998年のライブ盤.ボーナスで一曲スタジオ録音の新曲が録音されています.DVD コンテンツの BGM とのことで,サックス入りです.
ライブの方は 1997 年の "Esprit d’amor" の雰囲気で,ライブとしてはかなりの完成度.ボーカル入りの "Esprit d’amor" と 3rd の "Sarabande" 辺りのインストを交えた演奏です."Esprit d’amor" みたいにボーカルばっかりじゃなく,それまでの雰囲気も欲しい人にも良いのではないでしょうか.
最後の "Esprit d’amor",アンコールってことで演奏もドラマチックかつ盛り上がって,最高!
このバンド,実は個人的にかなり好きなバンドです.音楽性は変化しているにも関わらず,ずっと好きなのは,根底に流れているモノが私の波長にマッチしているのかな.
どっかのインタビューか何かで,このバンドはプログレッシブロックとしてやっているというような事を読んだような気がするのですが (記憶違いかも?),その思想とは裏腹に,初期のテクニカルなフュージョンシンフォから,このアルバムでは女性ボーカルをフィーチャーしたフレンチポップ感覚溢れる洗練されたフレンチポップフュージョンといった趣になっています.
女性ボーカルによるポップな感覚と,ギターを中心にしたテクニカルフュージョンがミックスされ,そこにラテン風味やバロック風味等が加わってゴージャスなシンフォ+ポップフュージョンに仕上っています.
旧ソ連時代からのバンドの 25 周年ライブ盤 (2 枚組).ジャケットやライナー
はキリル文字で読めん… (^_^;)
歴史のあるバンドなのでしょう.曲によってスタイルが違い,シンフォ系のイ
ンスト曲から,ポップなロック,硬派なロックまで,様々なラインアップが揃っ
ています.
ただ,全体に渡って底辺にはじわじわと染み入るような東欧独特の叙情感が漂
います.ギターは Solaris などとも共通するような泣きのギター.それに若
干チープな音のシンセがその独特な叙情感を支えます.シンセはクラシカルで
キレのある演奏.ボーカルはちょっと好みは分かれそうな気はしますが,それ
ほどアクは強くないですね.ギターも泣いてますが,そんなにコテコテな感じ
がしないです.
ライブ盤ということを忘れさせるようなハイレベルの演奏です.後半に向かってじわじわと徐々に盛り上がっていく所がライブらしくて良いですね.
’77 年に登場したロカンダ・デッレ・ファーテ唯一のスタジオ盤.
邦題は“妖精”.邦題って結構気にくわないものが多いですが,これ は音楽にピッタリ.ジャケットも妖精の美しい絵だが,もうジャケッ トのイメージそのままのとにかく美しい音楽.メンバーは,イタリ アのスタジオミュージシャンらしいが,詳しくは分からないらしいで す.
とにかく出だしの美しいピアノのメロディでぐっとその世界に引 き込まれ,その上に美しい甘いギターが乗り,そのままの夢の世界を さまよう感じでで最後まで聴かせてしまいます.ボーカルも美しいメ ロディにはちょっと不釣り合いか? と思わせる武骨な男性的ボーカル ですが,なぜか音楽にぴったり溶け込んでいるし,もうイタリア的な 雰囲気をぷんぷんさせていて,すばらしいです.
とにかくプログレファンであろうとなかろうと,音楽が好きな人 であれば,一度聴いてほしい必聴の名作.