紙ジャケで再発されているものを注文. 🙂
Progressive Rock
Michel Sajrawy / Yathrib
Flotante / En La Agitacion
2006 年の 2nd アルバムとのこと.
チリのテクニカル系ということで,押せ押せで迫り来る前のめり
系テクニカルを想像していましたが,出だしはクリーンなトーンのギ
ターが浮遊感のある演奏をし,ドラムが自在にリズムをコントロール
するジャズロックでした.ドラムは本当にめりはりの利いた,タイト
な演奏でうまいです.
浮遊感のあるギターが魅力的で,コードを弾くホールズワースを
ちょっと思い出したりしました.前半はこのクリーンなトーンギター
とドラマーが自在に曲とリズムを操るという感じの変態ジャズロック
です.
ツインギターで,もう一人は歪んだ音を出すクリムゾンっぽい感
じで,後半はこのギターリストが前面に出る,ノリの良い疾走系ジャ
ズロック中心となりますが,こっちもクリーンなトーンのギターとの
対比がおもしろい味を出しています.
Octopus / Bonsai
レビューしたい物はたくさんあるけど,時間が…
というわけで,チリのバンドの 2006 年作.
メタルギターリストがギター弾きまくりのインストアルバムを作ってみました,風な作品で,テクニカルなギターが全面的に炸裂します.縦ノリ系のメタリックなギターのバッキングが印象的ですが,音楽全体としては縦ノリや流麗なギタープレイの部分などがめまぐるしく入れ替わる,切り返しを多用した音楽です.
リズムがメタリックな感じなのですが,もう少しうねりのような物が欲しい所と,切り返しが多用されていますが,アルバム全体としてみると,ちょっと一本調子な所もあるので,そういう所が若干不満ですが,ギターのハイテクインストミュージックが好きな人にはたまらないでしょうね.
最後の曲がメタリックなバッキングとクリアなトーンで弾かれるソロの重なりや,トリッキーに切替えされる部分等,かなり素晴らしい出来です.今後に期待出来ますね.