ここしばらくはいつも書いていますが,Cast は本当に安心して新譜を買えるバンドになりました.期待を裏切らないし,ずっと同じというわけではなく,ちょっと変化を付けてくれていますし.毎年のように安定して素晴らしい作品をリリースしてくれるのは感服します.
というわけで,2008 年の Cast の新譜です.2 枚組です.基本的には前作からの流れを汲む作品ですね.1 枚目は従来からの Cast 路線.ポップでキャッチーな,メリハリの付いた開放的な明るいシンフォです.押せ押せで畳み掛けるように迫りくる所なんて,「きたきたー」という感じ.(^_^;) 最初の方で,フルートの入る辺りは少しケルティックな雰囲気も感じました.
2枚目になると,ちょっと雰囲気が変わってきます.もちろんベースは従来からの路線ですが,若干シリアスでトリッキーな感じの部分が顔をのぞかせ,イタリアンシンフォ系のやさしい感じの雰囲気も時折感じます.前作も少しそういう部分あったかな?