Mad Fellaz / Road to Planet Circus

イタリアのバンドの 2022 年作。

プログレ然とした味わいは一聴したところあまり感じなかったりするのですが、イタリアらしい開放的なひねりの効いたサウンドを聞かせてくれます。特に↑の曲はあまりプログレらしくない感じしますね。ただ、アルバムを聴き進めると結構アヴァンギャルドな雰囲気のする、色々な音楽の要素を感じる多彩なサウンドが堪能できます。

トランペット、サックス、フルート、マリンバなど色々な音が聞こえてカラフルな感じですね。

この(↓)風貌なんかもあまりプログレっぽくなくていいですね😂

こっちは結構ひねりの効いたプログレサウンドな気がするけど、ブルージーな雰囲気があったりするので、「ザ・プログレ」という感じではないかも。ザッパとかそんな感じもちょっとしますね。

このバンドはアルバムによって結構雰囲気が違うようです。

Billlie / the collective soul and unconscious: chapter one

Billlie が結構短期間でカムバしてきましたね。

“RING X RING” もそうだったのですが、今回の活動曲 “GingaMingaYo” も実は個人的にはあまりピンと来ないんですよね(スミマセン、個人の感想です😅)。それでも紹介するのは今回のミニアルバムの収録曲がすごい!ってのがひとつ、あと曲を調べてて音楽的な要素を調べてると音楽的にも結構凝った作りしてるのかな〜、ってところから色々世界が広がる感じからってところですかね〜👍

ただ、結構 Billlie ってボーカルはかわいらしさを持ちつつもソウルフルな感じ溢れてて、色々な要素の上に Billlie の歌が乗っかると、結局あまり音楽的な凝ったところには耳が行かない感じはしますね。まあアイドルソングなのでそれでいいのですが。そういうソウルフルなボーカルの味わいは好きです。

まず活動曲の “GingaMingaYo” ですが、前述のように音楽的なルーツをちょっと見て(聴いて)から聞くと結構また違った味方(聞き方)ができる気がします。この辺りのルーツになってるハウス系を私は結構好きだからというのはあるかもしれません(ハウスは詳しくはないんですが)。

この曲は Jungle Beat 風の Base House ということらしいです。Jungle Beat はちょっと良くわからないけど、ハウスとは一線を画す強調された泥臭い感じのリズムがそれですかね。Base House ってことでちょっとググって出てきたこの辺りと確かに雰囲気は共通しますね。

ここからダブステップとか追っかけていくと結構飽きません。全然 Billlie のレビューになってませんな。

2 曲目の “a sign ~ anonymous”。

こちらは Broken Beat 風の New Jazz ということらしいですが、Broken Beat の方が効いているのか、あまり New Jazz なのかどうかはわからないんですが、枠にはまった感じでカチッとした構成になっているあたりが New Jazz なんですかね。と言っても New Jazz と言って思い浮かべてるのが Bugge Wesseltoft、Jaga Jazzist、Nils Petter Molvær、Cinematic Orchestra あたりなのでちょっとズレてる?

カチッと枠にはまった感じと叙情的なメロディの組み合わせが気持ちよくて、この叙情的な曲調が私好みです。

3 曲目の “overlap (1/1)”。

https://www.youtube.com/watch?v=2zfr9OOm7SA

こちらはオルタナティブR&Bってことで、確かにそんな感じの曲調ですね。ちょっと深い空間を感じるような雰囲気の中でソウルフルなボーカルが堪能できます。この曲も好き。

4 曲目の “M◐◑N palace”

こちらは Trip Hop とのこと。ソウルフルなエレクトロニカという感じで、この曲もなかなかの良曲な気がします。少し聴いた Trip Hop の曲よりは爽やかでクリアな感じがするのはアイドルが歌うからでしょうか。この曲もかなり私好みです。

5 曲目の “believe”

こちらはシンセポップですが、Billlie のソウルフルなボーカルによるバラードという印象が強くて、意識してないとそんなこと感じないまま気持ちよく聴いて終わってしまう感じですね。このメロディもドラマチックな感じの曲調で良いですね。音楽的にはこのアルバム中一番ひねりが少ない曲なのかも。

というわけで、結構 Billlie 好きかも。名前と顔はほぼ覚えてませんが😂

John McLaughlin / The Montreux Years

モントルー・ジャズ・フェスティバルとBMGの共同企画によるコレクション・シリーズ “The Montreux Yeas” シリーズとしてリリースされた John McLaughlin のモントルー・ジャズフェスのパフォーマンスの音源。

時期も様々、バンドも様々な演奏が収められています。

これはもう良くないわけがないじゃないですか♬アルバム収録の一曲は YouTube でも公開されています。スリリングな演奏!それにしてもいろんな時期の演奏にも関わらず、このスリリングさが全く変わらない。すばらしいアーティストですねえ。

期待を裏切らない名演が収められています。

このアルバムの曲を聴いてることを Twitter でつぶやいてたら、Gary Husband さんのエゴサーチにひっかかり、そこから芋づる式に John McLaughlin 公式アカウントからもいいねいただきました😂

Gary Husbandさんはよくエゴサーチしてる気がします。何度かイイネもらってるw

最近聴いてるちょっといい感じのガールズ K-POP 2選

私は在宅勤務が続いていたりするわけで、音楽を聴きながら仕事をしたりしています(まあ在宅じゃない出勤時もオフィスで聴いてましたが😂)。最近聴いている、そんな時でも仕事の邪魔をしない、そして休憩時間はゆったりと聴ける、そんなことを思いながら聴いている高品質なポップスを紹介しましょう。

この 2 つをこんな雑なまとめ方して紹介するのか〜、と怒られそうですが😅

VIVIZ / Beam of Prism

ヨチン全盛期の頃が頭にあるのでどうしても比べてしまうからか厳しい意見も聞いたりしますが、私は活動曲 “BOP BOP!” は結構いいじゃないかと思って聞いてます。そしてヨチンの頃と共通する香りを感じますね。ヨチン曲をよりお姉さん向けにしたという感じ(というほど歳取ってないけど。まだ23,24歳!!😂)。軽快なディスコリズムに載ってソウルフルなポップスが歌われる感じで気楽に聴ける感じですね。

“BOP BOP!” はヨチン初期の名曲群(”Glass Bead”、”Me Gustas Tu”、”Rough”あたり)を手がけたイギヨンベのイム・スホ氏なんかが手がけていますね。

そして活動曲以外も高品質な曲が揃っているのところもさすがですね。”Lemonade”、アルバムでは入ってない(Apple Musicで聴いてるので音盤は知らんけど)最初のチャイムがヨチンを彷彿とさせますね。そしてこの格好!まだまだいけますやんw

https://www.youtube.com/watch?v=pOHG_s3buE8

Mirror なんて叙情的で良い感じ。活動曲より好きかも。

STAYC / YOUNG-LUV.COM

活動曲 “RUN2U” は、ちょっとレトロな感じのシンセベースが特徴的ですね。これもスッと耳に入ってくる心地よい感じの曲です。Music Bank で 1 位取っちゃいましたね。

こちらも「うぉーすげーいいぞ」ってほどではないのですが、結構気持ちよく聴いています。

もう 1 つ、Billlie もここに書こうかなと思ったけど、こちらは別に書こうという気になってます(忙しいので書かないかも)。

Omega / Testamentum

書きたいブログエントリがたまってますがまずはこれから。ハンガリーの Omega の 2020 年作。17作目らしいです。

ハンガリーといえば個人的には真っ先に After Crying と Solaris が思い浮かびます。After Crying は室内管弦楽的なシンフォ、Solaris は東欧らしいカチッとしたシンセ+泣きのギターのガチッと型にはまった感の強い緻密なシンフォという感じですが、Omega は後者の雰囲気でしょう。

実は私は Omega を聴いたことはなかったのです(名前はもちろん知ってました)。1962 年結成(!)の国民的ロックグループのようです。時代によっても曲調は違うようですが、このアルバムでも曲によって結構雰囲気が違う気がします。

ただ、基本はカチッと緻密な東欧らしいシンセ、それも 80 年代の東欧の雰囲気が残るアナログシンセ的なサウンドに、それとは対象的に思える人間味あふれるコテコテの泣きのギターが特徴です。ボーカルも短波ラジオの電波に乗って東欧からやってきたような妙な距離感があります(なんのこっちゃw)。

キタキタ 1980 年の東欧サウンド!時代は戻ってほしくはないけど、サウンドは戻っても OK!!

ギターだけ聴いてるとどっしりとしたブルージーなハードロックという感じで、ボーカルは共産時代東欧にありがちな、西側ロックへの憧れを持ちつつもアーティスティックに仕上げないといけない東欧の時代背景を感じるような(実際は知りません。あくまでイメージですw)ポップに接近しながらも、カチッと真面目に歌い上げる雰囲気が独特の雰囲気でこれがまたたまりません。

アルバムは序盤は結構プログレな感じの壮大な感じがする曲で幕をあけますが、途中は結構コンパクトなロックに仕上がってたりと、結構飽きずに最後まで聴き通せる感じはします。

このコッテリとしたギターとカチッとしたシンセ、アートと娯楽の間をすり抜けるようなボーカルをたっぷり堪能してください。このサウンドが 2020 年に出てきたのがすごい!