カナダはケベックの Maneige といえば名盤と言われる 1977 年の 3rd “Ni vent … ni nouvelle” だけを聴いていました。
それ以外は聴いていなかったのですが、Apple Music でも聴けるようなので 1975 年 2nd、1978 年の 4th を聴いてみました。その中でも 2nd の方はお好みだったので紹介します。
全 5 曲のうちの 2 曲が組曲になってはいますが、音楽的には 3rd とはかなり違っていて内省的な感じの作品で、ギターとサックスがクールなジャズ的演奏を繰り広げ、フルートやクラリネットという木管楽器、ピアノが静かで内省的な、ちょっとチェンバー的な柔らかな味わいを出しています。
3rd のカラフルでハートウォーミングなフュージョンシンフォとはまた違った、全体的に抑え目な静かなチェンバーサウンドという感じでしょうか。
ちなみに 3rd はこんな感じ。ジャケ絵からして雰囲気違いますね。
Maneige のアルバム『Ni vent … ni nouvelle』は、明らかに傑作ですね。私の「貴ブログ案内プログレ・グループ評」で、即座に10点満点を付けさせて頂きました。 YES の2作目~3作目 と Mahavishnu Orchestra にジャズロックを掛け合わせたようなhybridサウンドのもと、アルバムに盛り込まれた楽曲群もすべて高度かつ多彩で、私の知る限り、プログレのトップレベルに入ります。1曲たりとも駄作がなく、全曲がハイレベルで、しかもカナダの中のフランス語圏に属していて、誠に興味深いものがあります。実にすばらしいプログレを広くご案内下さり、一愛読者としまして心より感謝申し上げます。♪^^♪
[追記]LOVELYZ ❝Ah-Choo❞ のコードにつきまして、よくネットにアップされているものの多くは間違いが多く、また、CD『Muse on Music』付録の簡易楽譜に記されているコードは(企業秘密のためか、もしくは、弾きやすいようにするためか)大幅に簡略化されたものです。
KARA・少女時代 のち、LOVELYZさま、コメントありがとうございます。
Maneige 気に入っていただけたようで紹介したかいがありました。今回紹介した2ndと3rdの間でメンバーチェンジがあったようなので、2nd をベースにカラフルな色が追加されたのかなと想像しております。
Ah-Choo の追記もありがとうございます。なるほど。