ロシアの Tuva 共和国 (モンゴルの隣らしい) のギターリストの 1st で 2009 年作.
辺境色たっぷりという意味で非常にプログレなアルバムです.アルバムは結構タイプ,ジャンルの違う曲が入っているバリエーション豊かなものです.そういえば,こういう雑多な感じの作りのアルバムってあったなあ…. と考えると,そう! ジャニーズ系のアルバムなんかこんな感じですね (嵐とかスマップとか.歌謡曲あり,ハードロック風あり,ラップあり… みたいな).(^_^;)
メロディは結構演歌っぽい,なんか馴染みの音楽みたいな所もあって,たぶん現地で歌謡曲を目指した作品なのでは… とか思ったりの B 級感覚たっぷりの作品です.でも,たまに曲としてもすばらしい曲もあったりして侮れません.ホーミーとか馬頭琴とかエキゾチックな雰囲気も味わえます.
B 級感覚とか辺境臭たっぷりなのがたまらないプログレファン感涙の一枚です.(^_^;)
作成者: tenforward
Efecto / Efecto
Crimetime Orchestra / Atomic Symphony
| Atomic Symphony |
|
![]() |
Crimetime Orchestra
Jazzaway 2009-06-15 |
ノルウェーのフリージャズ系なビッグバンドの 2009 年作.
CDのトラックは分かれていますが,おそらくは “Atomic Symphony” という 1 曲をいくつかのパートに分けて収めたという感じのアルバムで,曲名はありません.
クラシカルなオーケストラの演奏と言った趣きで始まり,ベタなビッグバンドジャズな感じが切れ込んで来てオロオロしているうちに,フリーな演奏が切り込んで来て一気に混沌へ.その後も混沌から整然へ,整然から混沌へ,ジャズからクラシックへ,クラシックからジャズへの変化をめまぐるしく行う,一見ぐちゃぐちゃながら,相当に計算しつくした音による混沌ミュージック.そのためか,全体として破壊されてバラバラになるという感じはなく,あくまで破壊されかかったところで再構築が入るという,その変化のたのしい北欧フリージャズでした.
2005 年の “Life Is a Beautiful Monster” とはまたちょっと違った音な気がします.
Locanda Delle Fate / Homo Homini Lupus
| Homo Homini Lupus |
|
![]() |
Locanda Delle Fate
1999-07-27 おすすめ平均 |
オリジナルメンバー数人を中心に再結成され製作された新譜で 22 年ぶりの 1999 年作.妖精とは違った優しい暖かみのある歌物アルバムに仕上がっています.時折,プログレ的な畳み掛けるようなフレーズが顔を覗かせたりもしますし,フルートもとても美しく効果的に入ってきます.とにかくホッとさせてくれるような美しさと暖かさを持った秀作ですね.
(1999年8月に書いたレビューに加筆)
Sagrado Coração da Terra / Parte 1 – Cosmos X Caos
ブラジルの至宝,Sagrado の DVD !! 1989 年のライブと 1996 年の “Rio Art Rock Festival” からの映像.
1st ~ 4th までの代表曲をまんべんなくちりばめた Sagrado ファン必聴のアイテムです.代表曲の映像が視られるという,それ以上でもそれ以下でもないのですが,とりあえず動く Sagrado が視られるというだけで買いでしょう.:-)
Sagrado が初めてという人にオススメかと言われると微妙 (アルバムを薦める気がするな) ですが,聴いたことのある人でアルバムが気に入っていた人には間違いのない作品でしょう.明るく伸びやかで美しい演奏が堪能出来ますよ.


