今頃紹介しますが(いつものこと)、なかなか爽やかなバンドサウンドで気持ちよく聞けるので、今でも結構聴いています。
ちょっとハスキーな声も曲の良い潤滑油になってる感じで軽く流れるような感じながらグッと心に入ってきます。間奏のエレキギターのサウンドもいいですね。
アルバム全体はちゃんと聴いてないのでこの曲だけレビュー。
ヴァイオリン入りプログレ KBB の 2003 年作、2nd。ヴァイオリン奏者壷井彰久を中心にしたバンドです。
1st に比べてジャズロック寄りになったという評判を聴いてましたが、確かにそういう感じはします。曲によっては非常にフュージョン寄りの演奏です。ジャズロック的なスリリングさとシンフォ的なドラマチックな 味わいが丁度よくバランスされたという感想です。位置づけ的にはジャンリュックポンティ辺りと近いでしょうか(これも曲によりますが)。
変拍子ながらも軽快な “Discontinuous Spiral”、ドラマチックな “Kraken’s Brain is Blasting”、スリリングなソロが古き良き時代のジャズロックを彷彿とさせる “Back Side Edge”、静と動という感じのダイナミックな “Slave Nature” はプログレ的展開とフュージョン的展開が良い感じでミックスされています。聴き応えのあるアルバムですよ。
こちらで購入できそうです。
(2004年に書いたレビューに加筆)