バンド名「墓掘り人パブロ」というおどろおどろしい名前とは裏腹に、ハートウォーミングで開放的でカラフルな優しいシンフォニックロックを演奏し、1983 年に南米プログレ屈指の名盤 Pablo “El Enterrador” をリリースしたアルゼンチンのバンドの 3rd アルバムです。
バンドはその後 1998 年に 2nd アルバムをリリースしましたが、2005 年にオリジナルメンバーのキーボーディストが亡くなっていたようです。しかし、その前にレコーディングされた音源が残っており、それが今回 3rd アルバムとしてリリースされたようです。
出だしからいきなり 1st の雰囲気のインストゥルメンタルな曲でうれしくなってきました。全体的にキーボードがカラフルで優しいシンフォ風味を奏で、フュージョン的な開放的ギターが歌う 1st の雰囲気の曲と、南米のハートウォーミングなポップスナンバーが混じる、1st に迫る名盤に仕上がっています。
オリジナルメンバーによる結成40周年コンサートや、自身のバンドによる曲の演奏はされているようですね。