「韓国のAnekdoten」というキャッチフレーズで話題らしい韓国のバンドの 2022 年デビュー作。個人的には Anekdoten というよりは Kotebel 的な雰囲気を感じたりしました。
オールインストで、メロトロンを多用したダークで叙情的な演奏が特徴的です。しかし、このバンドのカラーを出しているのは重厚なベースとキーボードが基礎を支えながら、ヴァイオリンとサックスが前面に出てくるところかと思います。もちろんメロトロンの音色もですが。
このサックス・フルートとヴァイオリンのフロントは 2 人とも女性で、特にアルト、バリトン・サックスとフルートを持ち替えながら印象的な音を出すサキソフォーニストが、印象的な中でも特に印象的です。
このバンドの前身バンドが 2019 年にシルエレに来てたみたいですね。
K-POP G.G. も含めて、プログレ的なものが段々と増えてきているような気もしてきます。NMIXX の ❝O.O❞ など典型的ですが、やはり長らく権勢を誇ってきたクラブ系単調ループ曲も限界に来ているということだとも感じられます。
確かに Kotebel の方が近い感じがしますね。そして、EL&P 的な要素も感じ取れます。ただ、やはり未だ Kotebel や Anekdoten、EL&P 等の方が楽曲の複雑性・多層性が勝っており、この韓国のプログレ・グループも、さらに複雑性・多層性を増した音楽へと発展していってくれることを期待します。
ところで、宇宙少女=WJSN のメンバーのうち、EXY を含む8人が再契約しましたね。私は圧倒的に EXY 推しですのでめちゃくちゃ嬉しいですが、ダウォンとルダが脱けるのは、やはり寂しいですね。それでも、今や かつての LOVELYZ 以上に推しとなってきている 宇宙少女 のメンバーが8人も再契約したのは、本当に嬉しい限りです。(*^。^*)
KARA・少女時代・LOVELYZ のち、WJSN さん、ありがとうございます。
このグループのサウンドは、ところどころメロトロン全開という感じなので、往年のプログレマニアにはたまらんのでしょうねえ。そういう面でもいいです。サックスがメインで前面になるとどうしても若干のストレートさというか、そういうところは出ちゃう気がしますねえ。いずれにせよ今後に期待ですね。