New Conception of Jazz Live | |
Bugge Wesseltoft
Universal Import 2003-07-07 |
Jazzland レーベルの総帥(?) Bugge Wesseltoft のライブ盤. ミニマル的リズムとジャズ的でエモーショナルなキーボードの演奏の組み合わせによる,まさにフューチャージャズと言えるサウンドです.
基本的にはハウス的リズム+ジャズ/フュージョンのサウンドという感じで,既存の音をうまく組み合わせて今までにない新鮮な音を作っているという感じでしょうか.一つ一つの要素自体は別に新しい感じはしなくて,むしろ懐かしいサウンドさえ感じます.
ミニマルミュージック的なハウスのリズムですが, よくよく聴いていると微妙に変化しており,それが機械的なリズムにも関わらず, 妙な躍動感を感じてしまいます.
ミニマル的要素がかなり強くなっており「最初に聞くならスタジオ盤」と言われて買うのをしばらく控えていたりしたのですが,個人 的にはこういう気の長さが要求される(^_^;)サウンドは非常に好みでした.変化がないような中の微妙に変化していくサウンドを感じて楽 しめる人であればオッケーかな?
(2003 年に書いたレビュー)