Hermeto Pascoal はアルバム数枚聴いただけで、しかも一番新しいのは 1992 年のという素人ですが、たまたまライブの情報を目撃したので行ってきました。会場は梅田のシャングリラ。キャパは 400 名程度って話ですし、たぶんそれくらい来ていたのかと思います。とにかく開演時間には会場はすし詰め状態（は言い過ぎか）に近い状態でした。
ステージ上にもやかんが置かれていたりと、始まる前から期待させられるものでした😂。
詳しくないのでセットリストとかの紹介はナシです。
会場の照明が消えて、まずは Hermeto Pascoal がひとりで、ワインボトルを持って登場したので、飲むのかと思ったら :-p それを口に当てて笛のように吹き出しました（↓1枚目）。😂しばらくすると他のメンバーも全員がビール瓶などのビンを持って登場して（↓２枚目）、全員で笛の演奏でした。という笑えるオープニングで最後まで一貫して楽しいステージでした。
曲はジャズ色の濃い曲から、ラテン系の曲、混沌としたアヴァンギャルドな曲まで色々。ステージ上のパスコアルも楽しそうに遊びながらすごい演奏を繰り広げてるという感じでしたね。特に Fabio Pascoal のパーカッションは本当に色々な音色がバラエティ豊かで混沌とした音の洪水の中からでもすっと入ってくる感じで良かったですね。
たくさんの音が複雑に重なり合って、その音を織り込みながらカラフルなサウンドが生み出されるという感じでした。たっぷり2.5時間程度、笑いながらすげー音楽を堪能できて良い経験になりました。
（↓２枚目はやかんで “Round Midnight” 演奏中）
（写真が全体的にピンボケっぽいのはご勘弁。暗いところから明るいステージをスマホで撮影なので）
メンバー
- Hermeto Pascoal E Grupo
- Hermeto Pascoal (keyboard, accordion, teapot, bass flute, his skeleton, cup of water…)
- Itibere Zwarg (electric bass and percussion)
- Andre Marques (piano, flute and percussion)
- Jota P. (saxes and flutes)
- Fabio Pascoal (percussion)
- Ajurina Zwarg (drums and percussion)
エルメートが今回のツアー、熊本、大阪、東京公演に来てくれた人たちの深い愛情に感謝し、なんと一曲書いてくれました。ご来場いただいた皆さま本当にありがとうございました。熊本、大阪、東京、6set全てのShowが、彼らにとってのベストなshowだったとのことです。 pic.twitter.com/fiOqwSCAEN
— FRUE (@FRUE_JP) 14 May 2018
（セトリやその他情報見つけたら追記します）
すばらしい実験的要素の濃いラテン音楽をアップされ、心より感謝申し上げます。私は The Mahavishnu Orchestra を時々鑑賞しますが、ラテン系は詳しくはありませんので、本当に勉強になります。
Hermeto Pascoal のアルバムとしましては『Slaves Mass』がとてもいいように思います。このアルバムにつきましては、The Mahavishnu Orchestra よりも気に入りました。
およそどのアルバムも、‘広角度の深い楽曲構成力・演奏力に裏打ちされた即興と統一性とのせめぎ合いの妙が炸裂する’ という感じで、極めて高度な才能を惜しみなく披露しているところが凄いと感じられます。(^^♪
ＫＡＲＡ・少女時代 のち、ＬＯＶＥＬＹＺさま、コメントありがとうございます。
パスコアルはまさしく現代の奇才という呼び名がぴったりですね。私が特に印象的なのは 1992 年のアルバム “Festa Dos Deuses” ですね。1 曲目の鳥の鳴き声や人の声をメロディに取り入れてるところが印象に残っています。
ライブもとても 80 を超えた人のライブとは思えないほどの遊び心とパワーを感じました。楽しく遊びながらもすごい音が出てきていましたね。
そういえば先日ライブに行った “Weki Meki” の曲の中によく聞くと色々な物の音が散りばめれれている曲があるような気がして（ちゃんと確認してないので不確か）パスコアールの影響を受けたプロデューサーでは？とか思ってしまいました。
ブラジルを始めとする南米の音楽は奥が深いので私も全く詳しくなれませんが、また色々紹介していきたいと思います。