Myrbein / Myrornas Krig

スウェーデンのバンドの1981 年の唯一の作品.
レコメン系で Samla なんかと同系列になるのでしょうが,よりコミカルでおちゃらけ感満載という感じがしますね.そのコミカルな部分だけだとちょっとキツい感じですが,素早い切り返しの少しシリアスな部分がゾクゾクするほどジャズロック的で,コミカルな部分との対比もあるのでしょうけど,すごく格好良いです.シリアスと言っても軽快な感じで重厚感はありません.

Afro Celt Sound System / Volume 2 : Release

Vol. 2, Release
Vol. 2, Release Afro Celt Sound System

Real World 2000-01-01
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主にケルト,アフリカ,テクノをベースに, それぞれの要素+αをうまくちりばめた感じでしょうかね.特にアフリカのパーカッションの躍動感の上に載るケルト色がさらに音楽をイキイキとさせているような気がします.このパーカッションの躍動感は特に 素晴らしいです.

この躍動感が素晴らしいので,かえって打ち込みの部分のリズムが どうも迫力不足に思えてしまう部分もちょっとあるように思えます.ぜひ生で見てみたいですね.

プログレファンとしては,テクノというよりスペースフュージョン あたりの影響を感じてしまいます.f(^_^;)

(1999年に書いたレビュー)

Max / Babel

1978 リリースの 1st .Fusioon のドラマーがゲスト参加しています.Iceberg のギタリスト Max Sunyer のソロプロジェクトと言ったらいいのでしょうか? まあ,ソロ作品です.:-)
出だしから思わず笑ってしまったのですが,もう“第 7 銀河…” の頃の Return to Forever にそっくりの曲調ではじまります.楽器 のせいかも知れませんがキーボードのソロなんかもチックコリアその ものって感じです.スピード感あふれる曲で,各パートの一体感溢れ る演奏は圧巻です.特にキーボード,ギターのソロのアドリブは迫力 たっぷり.ちょっとサンタナっぽい所もあります.
2 曲目は静かに始り,ゆったりとした感じで盛り上がっていく曲 で,こういう落ち着いた感じの曲でのジャズ・フュージョン的なギター ソロもいいですね.途中でジャズ的なフルートのソロも入ります. 3 曲目も続けて落ち着いた感じの曲で,ピアノとギターの落ち着いた ジャズ的ソロが美しいです.
4 曲目のラテンがかったと言ったらいいのだろうか? 少し土着的 な臭いのするパーカッションの上での激しく情熱的なアラビア的なメ ロディが良いです.途中で少しはいるフラメンコギターからテーマへ 戻っていく流れも良いです.最後の曲は,再びジャズ的な落ち着いた 曲で,サックスも入ります.
全体的に激しいパーカッションが以外に曲を特徴づけているのかもしれない,と思えるいい感じのプレイで気に入りました.
(昔書いたレビュー)

From.UZ / Quartus Artifactus

ウズベキスタンのジャズロック寄りプログレバンドの 2011 年作.DVD+CD のセット.
過去のアルバムの曲を新たにアコースティックギターx2,キーボード,ベース,ドラムの 5 人編成で演奏したものです.
アコースティックギターがフィーチャーされてはいますが,あまりアコースティックという感じはなくて,所々よりシンフォロック寄りな雰囲気が出たり,軽快な感じがするジャズロック/フュージョン作品となっています.プログレ的な展開も堪能でき,曲も良いので非常に楽しめる作品だと思います.非常に良質な作品です.
From.UZ を初めて聴く場合はこれまでに出た作品を聴いてからこれを聴いてほしいと思います.
(DVDも同じ編成の2009年のライブを収録したもののようです.まだ聴いていません.また聴いたら追記するかも知れません)