KRAKATAU / 2 Worlds

「KRAKATAU新譜」で先日紹介したもののうちの一枚.6年ぶりの新譜で2アルバム同時リリースの一枚,とのこと.ライブ盤.

コンテンポラリーなエレクトリックジャズ,という感じで,民族楽器が使われているものの,それを意識させないぐらい自然に使われていて,逆にもう少し前面に押し出しても良いのでは?とすら思える部分もあります.もちろん,ポイントポイントではガムラン風味が顔を出し,インドネシアのバンドだなあと感じさせます.

中盤から後半にかけての静かな曲は,最初ちょっと中だるみっぽく感じましたが,良く聴いていると,ピアノのソロなんかも美しいジャズの中に,自然にインドネシア色が織り込まれていて,なかなか面白いです.蝸牛の神託 蝸牛のゴタク にもあったように,フェードアウトが多めなのが残念です.

KRAKATAU 新譜

Indonesia の Krakatau の新譜が二枚出ているようですね.ライブ盤とスタジオ盤.

前作は私のページで紹介していましたが,妖しいガムランジャズロックという感じでしたが,今回のスタジオ盤は打楽器オンリーの演奏となかなか面白そうです.ライブの方はガムランとジャズという感じみたいですね.

蝸牛の神託 蝸牛のゴタクというページにレビューが載っています.

In Memoriam / The Ultimate Terrorizing Aura Of Unlogic Mind

The Ultimate Terrorizing Aura Of Unlogic Mind
The Ultimate Terrorizing Aura Of Unlogic Mind The Memoriam

P.R.S./Sony Music 2003
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る by G-Tools

インドネシアの "PROGRESSIVE ROCK SONY INDONESIA" からのリリース.ここしばらく何作品か買ってますが,なかなかどれも個性に溢れていて,高品質なプログレバンドばかりです.

このバンドは若干リズムがばたばたした感じ (微笑ましいレベル)
で,(良い意味で)B級ロックという感じがしますが,なかなか個性的で面白くて最後まで一気に聴けますね.キーボードがかなり上手く,荘厳な感じのゴシッ
ク的なクラシカルで若干メタリックなプレイをしています.ドラムは前のめりなプログレメタルっぽい感じです.オペラちっくに語りかけるような男性ボーカル
は,時々ラップ的というか平板になる部分があり少し気になります.女性のヴォイスは妖しくてなかなか良い感じ.

Imanissimo / Z’s Diary

これもインドネシア物.

組曲 4 曲からなる結構壮大な感じのシンフォニック作品.

女性のコーラスによる荘厳な雰囲気と結構ハードな感じのギターの対比により結構壮大でドラマチックな感じのシンフォに.パーカッションなんかに若干
土着的な雰囲気はあったり,曲によってはインドネシアっぽい曲があったりしますが,シンフォ色を特に感じる部分ではあまりインドネシア臭さはありません.
シンセの使い方なんかも若干インドネシアのバンドに共通するような色彩が感じられるかなー.

Nerv / Ragam

GardenShed にいくつかインドネシア物が入荷していたので買ったものの一つ.

まず出だしの曲が,かなり妖しげ.パーカッション (インドネシアの民族楽器?) や笛 (これも民族楽器?)
や弦楽器にシンセやちとメタリックなギターなんかが複雑に絡み合いかなり良い感じ.このように複雑に楽器を重ねて音楽を創作するのはガムランからのインド
ネシアの伝統か?

ヴィオラ中心のシンフォ的な曲も多く,ちょっと普通になってしまう部分もあり,葉加瀬太郎か,という感じがしなくもないですが,そういうのも私は好きなのでOK! :-p

民族色,ジャズロック色,ハードロック色,シンフォ色様々な要素が混沌とするインドネシアンジャズロック作品.